させないっ! 自分たちの世界は自分たちで作るわ!
概要
『転醒編』及び『真・転醒編』に登場したカードであり、同時に背景世界の主人公として活躍した少女。
収録時の環境から「転醒」デッキの優秀なサポーターとして機能する。
人物
グラン・ロロの過去の姿、「分断された六世界(フラグメント・ヘキサ)」にて緑の世界を拠点に活動しており、不老不死の研究を行う学者の様な存在。
冒険の日々を綴った『界事紀』の著者であり、一人称は「自分」。研究をしているが堅物ではなく、少し勝ち気なところもあれば力が及ばず泣きそうになったり、結構感情豊か。
肝心の不老不死に関係のある「命の果実」にたどり着けなくなり、そこから世界が何者かに分断された異変に気付き、ゲートを通じて各世界の調査を行っていた。
そんな時、消滅したと思われていたアレックスとゲート前で遭遇。彼女が記憶喪失となっていたので放っておけず、またその力で何者かに消滅させられた大地が復活する光景を目撃し、世界の異常を解決するにはアレックスの記憶を取り戻す必要に気づき、行動を共にする。
創界神「イザナギ」からは「大地の御子」と呼ばれているが、当の本人は何の事か分からず、また創界神「パールヴァティー」と「デメテール」は彼女の事を知っているらしく、今回の事件を解決する為色々と助力していた模様。
来歴
転醒編
アレックスと出会った後、世界を消失させる謎の軍勢を目撃すると共に、アレックスの力で分断された世界が修復される事に気がつく。
その後「紫の世界」でアレックスの名前を知るが、事件の黒幕である創界神「クロノス」は世界を自分の物とするべく、三災獣をはじめとした手駒を使い、各世界の破壊を更に推し進めており、その過程でアレックスを連れ去られてしまう。
アレックスの記憶を頼りに入手した「創醒の宝珠ヘキサ・タリスマン」の導きに従い行動し、クロノスの野望を砕く為に各世界に仕込まれていた「創界石」から現れた異魔神ブレイヴの活躍で世界の復元がされるのを目撃した事で、様々な情報からアレックスが創界神である事実に辿り着くと共に、デメテールがアレックスと共に送り込んだ三つの「大創界石」に封じられた強力なスピリットの解放が事態の解決に必要である事を知り、竜騎士ソーディアス・ドラグーン等各地で協力してくれる仲間と共にアレックス奪還と敵の撃破の為に行動を開始する。
一方クロノスは自身の腹心と言える「時の監視者ロンバルディア」に歴史改竄を一任しており、捕らえられたアレックスはロンバルディアに操られて世界を創造したイザナギとイザナミから力を奪うべく行動。
仲間と共にアレックスを取り戻すべく果敢に戦うヴィーナは洗脳を解くと共に、イザナギから託された力でタリスマンと一体化し、大地の御子ヴィーナとして覚醒。
総力をもって侵略者を倒す事に成功する。
真・転醒編
アレックスと共に歴史改竄を阻止するもクロノスの野望は潰えておらず、世界のバランスを保つ「オラクルスピリット」の消失を機に世界の歴史が歪み出す事態となる。
オラクルスピリットを狙う様々な勢力を交え、未来の時間軸からかつてのロロの仲間であるポルックまで現れる中、過去の時代に存在するはずの無いアルティメット、宇宙頂天龍メギド・ゾーラまで出現し混迷を極めるもオラクル達の力で何とか解決。
クロノスとの決着を着けるべく、アレックスと共に未来のグラン・ロロへと転移。
宇宙海賊や時空警察、クロノスと繋がりのある吸血鬼達や超ハイテクな天使達に機竜等、様々な敵や協力者、そして様々な思惑に振り回されるオラクル達を巡る戦いの果て、クロノスの居城に攻め込む。
クロノスの圧倒的な力に敗北寸前となるアレックス達を救うべく、ポルックとカスターの双子が自身と引き換えに呼び出したオラクル、ザ・ホイール・オブ・フォーチュンの助力と、かつてとあるスピリットが両手に異なる力を宿して三位一体を体現していたのを参考に、右手に射手、左手に獅子を宿した世界の救世主ヴィーナへと変身。
クロノスにとってそこまで重要視されていなかった存在が、予想外の切り札として奇襲してくる展開となり、クロノスに致命傷を与えて消滅させる。
頑張り過ぎて記憶が飛んで、勝利の実感がなかったヴィーナであったが、全ての元凶の消滅に伴いクロノスに支配された未来が打ち消された事で、ようやく全てが終わった事を知る。
記憶も取り戻したアレックスが自分の世界に帰還するのを泣きながら見送り、物語は終結する事となった。