桃山ダンジ
ももやまだんじ
CV:小野友樹
人物
夜の遊園地「ワンダヒル」を拠点としているファイター集団「チーム・ブラックアウト」のリーダー。
「弱きを助け、強きを挫く」性格のみんなの兄貴分で、体格、器など、色々な意味で「大きい」人物。
「加賀の虎」の名で知られる凄腕のファイターで、各地からやってくる強豪たちを撃破している。
だが若干馬鹿っぽいところや純情な部分もあるが、周囲からはその人柄も相まって大変慕われ頼りにもされている。
昼間の姿は庭木職人、工事現場のバイト、保育士、結婚式場の牧師など複数の仕事・アルバイトを掛け持ちしている町の便利屋。
仕事抜きでも非常に多芸であり、フグの調理師免許や高い調理技術を持っており、近導家の一同の胃袋をしっかり掴んだりもしている。
かなりの甘党で、喫茶店「プリンセスタイム」の特大サイズのパフェ「ビッグカニカニパフェ」(トッピングのメロンの皮と兎型カットのリンゴがカニのハサミを模している、他のフルーツも海モチーフにカットされている)を日々の楽しみとして余裕で平らげる程。
関連人物
大倉タカミ
メグミの兄で親友、以前はメグミと共に閉園前の「ワンダヒル」でよく遊んでいた模様。
彼からは「ワンダヒル」の管理業務を任されていた。
使用デッキ・ファイトスタイル
「ダークステイツ」を使用、「ディアブロス“暴虐”ブルース」をメインに据えたキーワード能力「一気呵成」軸。
「一気呵成」の特性上ギミック始動に時間がかかる(グレード3にライドしてから1ターン耐える必要がある)為、ギリギリのタイミングまで耐え、その後に怒涛の攻めを仕掛けるデッキ。
それ故に見た目に反してデッキ構築・ファイトスタイルは堅実なもので、相手に合わせてメタカードを投入する、始動の遅さを補うカードを投入する等、度々デッキ構築を変えている。
前述の通り彼は「ダークステイツ」使いなのだが何故か「ドラゴンエンパイア」の「トリクスタ」をそのままではファイトに使えない状態(スリーブが無い、スリーブにシールが貼られて「マーキング」※状態になっている)で複数枚持ち歩いている。
※マーキング:カードゲームにおける反則行為の一つ、カードやスリーブに意図的に目印をつけ、他のカードと区別できる状態にする行為。
また、初ファイトでトリクスタを見事に使いこなした近導ユウユの姿を見て意味深な反応をしているが…?
謎
合わせるとハート形になる二個一組のキーホルダーを半分だけ持っていたり、第7話で意味深な発言をしていたりと、過去に大切な誰かを失っていると思しき描写が随所で見られる。
また、ダンジが誰かに対し見栄を張るシーンでは必ず汗をかく描写がある事から、現在のキャラクターはその出来事をきっかけに意図して作っているものである可能性がある。
更には「チーム狩り」を行っている集団とは何らかの関りがあり、過去の清算の為、第12話にて「ワンダヒル」を離れる事となった。
その後の2ndシーズン1話からは、白のスーツ姿で活動する事が多くなり、謎の女性と関りがあったりと益々意味深なシーンが目立ってきている。
真実
以下、16話以降の重大なネタバレを含みます。
実は「桃山ダンジ」という現在の名前は偽名であり、その正体は死んだ事にされていた御薬袋ミレイの実の兄「御薬袋 灘次(ミナエ ナダツグ)」。
名字 『桃山』の出処は不明だが、『ダンジ』と言う偽名は本名の名前を音読みしたものを使用していると思われる。
セットのキーホルダーを持っていたのはその為で、実家を出奔したのはミレイの政略結婚を破談にしたことが理由(相手にかなり問題があり、兄として容認できるものではなかった)。
惣川ハルカから「自分が死んだ事にされている」という事情を聞いたダンジは、不本意ながらもミレイの立場が盤石になるまでの間「ザ・デイブレイクの用心棒」としての仕事に就くこととなった。
そして後に最悪の形でミレイにその正体を知られ、ミレイから「ダンジ」としての全てを捨てる事を要求されるとともに、「ザ・デイブレイク」と「チーム・ブラックアウト」の全面対決の引き鉄となってしまう事に…。
那古野城決戦
新たな切り札「ディアブロス“絶勝”ブルース」を出すも、真の意味で覚悟を決めてきたトウヤに敗北したダンジは「自分は誰かと殴り合う存在から結局変われなかった」事を悔い、再びファイターをやめる事を考える。
だが、ユウユから「自分はダンジとトウヤのファイトを観て変わることが出来た」、更に「ミレイは苦しそうだった」という言葉を受け、ユウユにミレイがかつて愛用していた切り札「ヴェルリーナ・エスペラルイデア」を渡し、自身とミレイの救済をユウユに託した。
『will+dress』では
旧知の間柄である廻間ミチルの依頼により、大会「デラックス」の裏で動いている陰謀の調査の為現在日本を離れている(ミチルは招待選手に選ばれてしまっており、現在身動きが取れない状態である為)。
余談
小野友樹氏は以前のシリーズにおいてはガスティール/日比野アルテの声優を担当している。
それ以外にもカードゲーム関連の作品でキャスティングされることが多く
等の役を担当している。
蒼井翔太氏とのカードゲーム作品での共演は「Z/X-Zillions of enemy X-」のドラマCD以来となる。
第1話で対決した江端トウヤ役の内田雄馬氏との共通点と言えば、悪のウルトラマン繋がりで最近共演も果たしている。