概要
お影様とは、漫画「シャドーハウス」において生き人形達が主人であるシャドー家の人々を表すときに使う呼び名である。
基本は「名前+様」だが、名前が分からない場合や一族そのものを表す場合に使われている。
断崖絶壁に建つシャドーハウスに住み、貴族の真似事をしている謎の一族で、「シャドー」と言う名字を名乗っている。貴族の真似事と言ってもすべては屋敷内で完結しているようで、社交界で他の貴族との交流があるというわけではないようだ。
特筆すべきはその容姿であり、全身真っ黒な影のような姿で顔がないゆえに横顔・洋服・生き人形が彼らにとっての個性になっている。
また、彼らは体から「すす」を発生させる特性を持ち、これを操れる「すす能力」を持つ者はその能力を磨いている。能力は基本から応用まで使い方は幅広いのでこれも彼等にとっての個性であり、そして貴族社会におけるシャドーハウス内で暮していくためのステータスとして重要視されている(能力が発現していなくても、発生させるすすの量が多ければ館への貢献度として認められるケースもある)。
頂点に立つのは「偉大なるおじい様」と呼ばれる存在であり、時点で大人の姿のシャドーが続く。こどものシャドーでも星つきと呼ばれるエリートがいたりと階級による差別がはっきりしている。
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※以降、ネタバレ注意
彼らの正体は"モーフ"という、対象に「模倣・擬態」する能力を持った妖精が「人間」の姿になった存在である。元々のモーフは真っ黒なシーツを被ったような形に細い手足が生えているような姿で、大きさも大小さまざまである。擬態する対象も色んな動物が可能なようだが、シャドーハウスにおいては「人間」に目を付け、モーフをただ人の姿に擬態させるだけでなく知能も与えた事で新たな存在「シャドー」を生み出し、その独自のコミュニティを確立させている。
シャドーハウスの住人達が「貴族の真似事をしている」と語られるのは、その通り「人間の貴族の生活を真似ている」という意味だと思われるが…。