概要
英語:motorization
「自動車化」「車社会化」などと訳される。経済の発展により国民の自家用自動車の所有率や運転免許取得率が高く、高速道路などの車道や自動車利用客向けの商業施設などが高度に整備されている社会を指す。また、同じ自動車でも、初期にはバスやトラックが普及の中心で、時代が進むにつれて個人の自家用自動車が普及して行く。
国民各個人の経済活動範囲が拡大する一方で、各種の都市問題や環境問題なども発生している。
日本では、1955年(昭和30年)頃から自家用車が普及し始め、高度経済成長期に爆発的な普及を見せた。1966年(昭和41年)には乗用車は228万台だったが、1972年に1000万台を突破、2000年(平成12年)に5000万台を突破した(自動車保有台数の推移)。
また、1966年に貨物輸送で、1971年に旅客輸送で、自動車が鉄道を上回った(輸送機関別国内貨物輸送量・分担率(1955-1980(昭和30-55)年)、輸送機関別国内旅客輸送量・分担率(1955-1980(昭和30-55)年))。
モータリゼーションは、陸上交通の主役が鉄道から自動車に取って代わられた事件ともいえ、「鉄道の衰退」の文脈で語られることも多い。
ピクシブではある創作のキャラクターと自動車・バイクなどを組み合わせたタグとしても用いられる事が多い。
・例