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ロボトミーの編集履歴

2022/08/09 23:28:32 版

編集者:直通新快速

編集内容:ロボコップ

ロボトミー

ろぼとみー

ロボトミーとは、前頭葉を脳のその他の部分から切り離す手術。不可逆且つ重大な副作用が生ずるため現在は禁忌とされている。

概要

前頭葉をのその他の部分から切り離す手術のこと。前頭葉白質切截術及びロイコトミーとも呼ぶ。重大且つ不可逆的な副作用が生ずるため1970年代からほとんど行われなくなり、現在は禁忌(不適当で患者の予後を大きく悪化させる術式のこと)となっており行われていない。

pixiv内のイラストでは本来の意味のほかに脳改造や脳への機械埋め込みといった意味でも使われている。また、稀にダジャレも混じっている。

概要

動物実験から人体への手術へ

チンパンジーの前頭葉を切断したところ、性格が穏やかになったという報告を受け、同年に人間に対して手術が行われた(1935年)。その後、世界各地で難治性の精神疾患患者に対して熱心に施術されるようになった。

施術の禁忌化へ

後に抗精神病薬が発明され、ロボトミー手術自体の副作用の大きさもあいまって行われなくなった。

日本では昭和50年に日本精神神経学会が「精神外科」の否定を採決し、ロボトミー手術の廃止を宣言した。

現在の日本ではロボトミー手術を行うことは精神医学上禁忌となっている。

術法

患者の前頭葉と他の部位を専用のメスで切り離す。

副作用

  • てんかん発作
  • 人格変化
  • 無気力化
  • 抑制の欠如
  • 衝動性の発生
  • 死亡

また、副作用に悩まされた末に担当執刀医に恨みを抱くようになった患者が、担当医やその家族を襲撃するという、副作用による重大な事件も起こった。⇒実際にあった事件の一つ(外部リンク)

手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』の中で、このロボトミー手術を扱ったエピソードがあったが、「美化している」としてバッシングを受けた末、欠番になったという話も残っている。

ロボトミーという単語

英語ではlobotomyと綴り、「葉切除(ようせつじょ)」を表すlobectomyと同義語。

ちなみに、葉(よう)とは臓器を構成する大きな単位のこと。そのため、ロボトミー手術はロベクトミー手術ともよばれる。

他所での用例

なんJでロボトミーと言った場合は、主に投手が受ける肘の治療「トミージョン手術」と用語を混同した上、それを指摘された事に開き直って暴れた荒らしにまつわるネタを意味する。

「トミー」という名のロボットではないと思う。多分。

注意

まさか実際に真似する馬鹿はいないと思うが、一応注意。

病院で行われていた施術でさえこのような重大な後遺症を残し、場合によっては死亡するので間違えても真似してはならない。というか、そんな事絶対にするなよ

関連タグ

R-18G 手術 脳改造

ロボコップ:2014年リブート版で反応速度を高める為にロボトミー手術が為されたと思しき描写がある。

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