概要
「むこうぶち」の主人公「傀」が、ターゲットから和了りを決めた際に発するセリフ。
普通の和了りの時は普通に「ロン」と発声するが、対局の分水嶺となる和了りの時は、冷ややかな笑みを浮かべ、「御無礼」の声と共に牌が倒される。
このセリフが発せられた時は事実上勝負がついており、相手はこの後一方的に点棒を吐き出す展開となって、有り金のほとんどを失う惨敗を喫する。それどころか対局後には、破産・逮捕・死など何かしらの破滅が待ち構えている事が多いので、処刑用BGMならぬ「処刑用台詞」とでも表現すべき言葉である。
Pixivでも麻雀でフルボッコにしているキャラに言わせているイラストが数点確認できる。
なお同作品ではセルフオマージュとして、張学基が「対不起」(トエプチー、中国語で「ごめんなさい=御無礼」)、江崎が「Nice game」(スピンオフでは「Good Job」)という台詞を使っている。ただしいずれも会心の上がりをした時の単発のキメ台詞であり、言った後に地獄が待っている「御無礼」とは少々趣を異にする。
また安永萬、水原裕太ら傀を知っている者たちがおどけたように「御無礼」を使うこともある。
現実における平成→令和への改元の際、作中でも昭和→平成への改元が話題となり、安永が「いつもの御無…礼は?」(令和との駄洒落)と問いかける、作者の遊び心が見えたシーンもあった。
方言として
上記のように一般的には使われない言葉ではあるが、名古屋など一部の地域では、「ご無礼(失礼)します」「ご無礼しました」など、方言として現在も使われる場合がある。