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ミツノカブトの編集履歴

2022-08-26 16:06:04 バージョン

ミツノカブト

すとらてぐす

新大陸に広く分布するサイカブトの仲間。

概要

アメリカ合衆国中南米に広く分布するサイカブト族の一属。約35種が記載されている。

属名はstrategus

別属のパプアミツノカブトと区別するためにミツノサイカブトとも呼ばれる。


一般的なカブトムシと違い頭角が無く、代わりに胸角が3本ある風変わりな姿をしている。

この角は戦うためではなくヤシなどの植物に潜るために使用される。そのため他のサイカブト族同様現地では害虫扱いされている種も多い。


その独特の見た目から飼育人気は高いが、前述の理由から大半の種が植物防疫法により輸入が禁止されている。

しかし植物防疫法では外来生物法特定外来生物とは違い所持を禁止することが出来ないため、輸入不可でも生体で市場を流通してしまっている種が多く存在する。


主な種

分布域や発生時期は海野和男著『カブトムシの百科』に基づきます。


マンディブラリスミツノカブト(S mandibularis)

ブラジルパラグアイアルゼンチンに分布。最大63mm。

トプ画の種。標本の流通量は多いが、前述の理由で画像検索をかけても生体の画像が殆どヒットしない。

両脇の胸角が平たく、丸みを帯びる。(イラストの胸角が尖っているのは資料画像の少なさから近縁種を参考にしたものと思われる。)

クワガタにも使われているマンディブラリスとは水牛の顎という意味。水牛のような立派な角を持つ。


ケンタウルスミツノカブト(S )

ブラジル〜アルゼンチンに分布。

両脇の胸角が潰れたような形になる。

最大80mmに達する本属最大種でパンカブトと並び世界最大のサイカブトとされる。


アロエウスミツノカブト(S )

アメリカ合衆国(アリゾナ州以南)〜アルゼンチンにかけて広く分布。最大62mm。

胸角の長さは個体により変化し、大型個体ほど立派になるとされ、その胸角から「ox beetle(雄牛カブトムシ)」という英名を持つ。

幼虫は植物の根を食べるため害虫とされている。


スリナムミツノカブト(S surinamensis)

トリニダード・トバゴ〜アルゼンチンにかけて分布。

数少ない輸入許可種。50㎜にも満たない小型種だが、大型種にも引けを取らないほど角が発達する。

両脇の胸角は尖る。

亜種にヒルタスミツノカブトがいる。

飼育は簡単で日本のカブトムシの飼育方法で幼虫を育てられる。


甲虫王者ムシキング

マンディブラリスミツノサイカブトが登場。必殺技はヘッドスピンラッシュ。


関連項目

カブトムシ サイカブト

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