武田勝頼(戦国無双)
たけだかつより
概要
無双奥義・無双秘奥義の文字 | 『直』『貫』 |
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武器 | 槍 |
所属 | 武田 |
CV | 岡本寛志(真田丸から) |
『戦国無双 ~真田丸~』から参戦した無双武将(プレイアブルキャラクター)。
甲斐武田家当主・武田信玄の四男。庶子(側室の子)として生を受け、本来ならば信玄の後継者に選ばれる立場になかったが、兄・義信の死後、武田家の跡取りとして重用される。
繊細で心優しく、家臣からの信頼も篤いが、戦では鬼神の如き働きを見せる武人としての側面も併せ持つ。信玄の急死により家督を継いで新たな当主となるが、信玄の築き上げた名誉を守らんとする重責から思い詰めるようになり、家臣たちとの信頼にも綻びが生じ始める。長篠の戦いでは織田・徳川連合軍に大敗を喫し重臣の多くを失い、以降も外交の失策などで武田家を窮地に陥れてしまう。
最期は織田家の甲州征伐軍に敗れ、追い詰められた三月天目山の地で自害した。
彼の死は親友・真田昌幸の心にも大きく影を落とし、「家族を守るためなら手段を選ばぬ」という考えに至ることになる。
後にナンバリングタイトルである『戦国無双5』にも登場。
人物像
ガッシリとした体付きの父とは打って変わり、均衡のとれたスラリとした体格の青年。色白で整った目鼻立ちとは裏腹に、頭には信玄と同様の獅子頭や武田菱のあしらわれた乱髪兜を装着。衣装は一般武将と共通の中世具足を着用している。
譜代の家臣・真田家の真田昌幸とは君臣を超えた親交を持ち、互いに信頼を寄せている。昌幸の子である信之・幸村とも面識があり、昌幸を訪ね真田の庄へ赴いた際には幼い彼らの遊びに付き合う場面もみられた。
因みに「甘くて美味しくて武器にもなる食べ物」が好きらしい。
PC化以前の勝頼
CV:馬場圭介(1)、草尾毅(2、3)、宮崎寛務(Chronicleなど)
第一作目から凡用NPCとして登場しており、「長篠の戦い」にて武田軍総大将を務める。
信玄の築いた威光から武田軍が最強であると信じて疑わず、武田騎馬隊を無闇に敵陣に突撃させたり、以降も平静さを失って状況を顧みぬ指示を下したりなど軍をミスリードし、戦況を悪化させてしまう。初期のシリーズではシナリオ構成や容量の問題もあってか、この長篠時点で早くも討死するという展開も存在した。
この様に一見、短気かつ単純な猪武者にしか見えないが、『Chronicle』以降は戦に勝利する事によって信玄死後の武田家を統制しているという描写になり、続編の『Chronicle 2nd』の武田の章では主人公の薫陶を受けて必死に武田家を治める姿が描かれている。
『4』にて特殊モブ化。主に武田の章に登場。本作では3以前のような単純で暗愚な主君ではなく、父である信玄死後の武田家を懸命に守ろうとする家長としての器量を持ち合わせた人物として描かれている。しかし、長篠の戦いで織田・徳川連合軍に敗北し、撤退。最終的に天目山の戦いにて織田軍と戦うも討死した。
4Empiresでは見た目は変更されていないが、同作では何故か槍から刀剣に持ち替わっている。(同じパターンで斎藤道三も刀剣から槍に変更)また長篠の戦いのイベントが実装されている。ちなみに4Empiresの公式サイトではガラシャに対して人は城と問う場面のスクリーンショットがある。
台詞
「勝ち続けねばならぬ…それが不肖の息子の義務…」(Empiresにおける特殊台詞)
「○○○(○はプレイヤーの分身・新武将名)、戦に臨む心得を教えてくれ。歴戦の勇士たるお前の言葉が欲しい。」(『Chronicle 2nd』のイベント:勝頼初陣より)
「…撤退か決戦か、迷っておったが、久秀殿が暗躍してくれるなら、武田の勝利は堅い!」(4-II:苛烈な鉄砲より)
「我らの兵は精強、士気も高い。織田軍など蹴散らしてくれる! 御旗楯無、ご照覧あれ! 必ずや信長の首を獲ってみせん!」(4Empiresにおける長篠の戦い開始直前)
「戦はまだこれからよ!戦国最強の証、見せてやる!」(4Empires:長篠の戦い・織田軍)
「策など無用。武田騎馬隊で殲滅するのみ! 突撃ー!」(同:長篠の戦い・武田軍開始直後)
「織田軍などに我が精鋭が止められるものか!」(同:勝利時台詞)
「人が死んで悲しいのは、当たり前のことだ」(真田丸のイベント台詞)