概要
キノコ島バイオームにのみ出現する、背中にキノコを生やした牛。
牛と同じく倒すと皮や牛肉をドロップし、バケツでの搾乳ができることに加え、ボウルを用いてキノコシチューを搾り取ることができる。
通常は赤い個体しかスポーンしないが茶色のキノコを生やしたムーシュルームも存在し、繁殖でごくまれ(1/1024の確率)に産まれるほか、赤いキノコの個体が落雷に打たれると変化する。逆に茶色の個体は落雷で赤に戻り、繁殖でもごくまれ(同じく1/1024の確率)に赤い方が産まれることがある。
茶色の個体には2マスの長さがあるバラ、ライラック、ヒマワリ、ボタンを除いた花を与えることもでき、そののちボウルを使うと『怪しげなシチュー(統合版は「あやしいシチュー」表記)』を入手できる。怪しげなシチューは農民の村人からも買えるが、こちらは花を使う代わりに欲しい効果を得られるのが利点。
怪しげなシチューはキノコシチューと同程度の満腹度を回復するのに加え、与えた花によって様々な有益・有害なバフ効果を受けることができるが、いかんせん持続効果が短すぎる(30秒どころか10秒もあるかどうかの短さである)上にボウルはスタックできるのにシチューを採るとスタックできなくなるため、常に持ち歩くべきかと言うと微妙なところ。
しかし、タンポポやヒスイランを与えたシチューは満腹度を即座に回復させる効果をもち、フランスギクなら体力を回復する再生の効果を受けられ、ポピーなら暗視の効果を受けられ、アリウムなら耐火の効果を受けられるため、いざというときには使える可能性を秘めている。リードを使って常に連行する手は一応あるだろう。
逆に一番危険で作ってはいけないものは、ウィザーローズでできたもの(ウィザー(衰弱)状態が6秒間(Java版では8秒間)かかる)。スズランも毒を付与するため与える花を誤らないようにしておきたい。ヒナソウだとバニラでは唯一の盲目という状態にかかる。盲目はウォーデンが召喚される前の暗闇状態に似ているが、こちらはダッシュ移動やクリティカル攻撃が出来なくなる点が異なる。チューリップは4色あるがどれも弱体化の効果になる。
逆にどの花でシチューを採っても「怪しげなシチュー(あやしいシチュー)」表記なので、マルチプレイではちょっとしたいたずらが出来る。そのためか、統合版では誰かにあやしいシチューをあげることが実績のひとつになっている。
また、ハサミを使うと背中に生えたキノコを採れるが、キノコが取れたムーシュルームは煙を出しながら普通の牛になる。赤いムーシュルームは赤いキノコを、茶色のムーシュルームは茶色のキノコを5つドロップする。1度牛になると以降その牛はムーシュルームに戻らなくなり、ムーシュルームと牛で繁殖することも出来ないので、個体が少ない場合は無闇に使わない方が良い。
しかし、キノコを増やす手段は面倒なので、ハサミで手軽に手に入れられるのはありがたい。特に茶色のキノコは醸造の素材として重要な発酵したクモの目を作るのにも必要なので、ある程度は確保しておくと良いだろう。
余談
キノコ島バイオームは地上、地下ともに敵対モンスターが自然スポーンしないため、サバイバルでは安全なバイオームだが例外がいくつかある。発生する可能性がある主な例はスポナーによるMobの生成や村の襲撃イベントでスポーンする邪悪な村人たち、落雷でまれにスポーンするスケルトントラップが作動したときのスケルトンである。
また、周囲のバイオームとの境目や海の近くも他のMobがスポーンしてこちらに近づく可能性があるので、正確にはシミュレーション距離の範囲内すべてがキノコ島でないと安全とは言えない点にも注意しておきたい。このキノコ島バイオーム自体が珍しいため、仮に見つけても非常に小さな島になっている場合は十分あり得るのが難点である。
因みにスポナーをカスタマイズしてムーシュルームのスポナーを作った場合、キノコ島バイオームで見られる菌糸ブロックの上にしかスポーンしないという他の動物Mobとはまた違った条件がある。