ガザシリーズ
がざしりーず
ガザシリーズとは、アニメ『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』など登場する架空の兵器の総称。
概要
一年戦争終結後、アステロイドベルトへと渡ったジオン公国軍残党は、小惑星アクシズ内部の施設拡充およびその居住施設モウサの建造に際し、ヘクタ・ドナ社の主導によりオッゴをベースとした作業用MSとして、ガザAとガザBを開発した(ちなみにこれら2機については、武装機か非武装機か、可変機か非可変機か、など情報が錯綜している。詳しくは後述)。
その後、幾つかの内紛を経てアクシズの地球圏への帰還が決定、それと前後してこれらガザシリーズを戦闘用に発展させて暫定的に軍事力を増強する方針が固まった。この方針に基づき、アクシズ内のMS生産ラインを流用する形で開発・生産されたのが戦闘用MSガザCにあたる。
ガザシリーズは、ザクをはじめとした旧来のジオン公国軍系MSとは一線を画した独特な機体フォルムを持っており、その機体概念も同時代のMSにあって一際異端である。
簡易的な可変機構を持ち、分類としては当時のトレンドである第3世代MSに属するものの、製造時期はガンダムMk-Ⅱやリック・ディアス等よりも前であり、設計や使用されている技術は第2世代MSより古く、ムーバブルフレーム等の新技術は採用されていない。そのため、可変機としては名ばかりという印象が強い。