「あのね、いいこと?私はレナ、あなたはダナ、忘れない事ね」
プロフィール
概要
『テイルズオブアライズ』のヒロイン。
触れる者に激痛をもたらす〈荊〉の呪いに憑りつかれた、レナ人の少女。フルネームはシオン・アイメリスで、レナ人としての正式名称はシオン・ヴィメル・アイメリス・ダイモ。
レナ人でありながら領将(スルド)を倒すという秘めた目的を持ち、カラグリアの領将ビエゾから「火の主霊石(マスターコア)」を盗み出した為、レナ兵からその身を追われている時に、奴隷だったアルフェンと出会う。その時アルフェンがシオンの体内にあった「火の主霊石」に貯蔵された星霊力を「炎の剣」として具現化させた事で、その強力な力を使いこなせる彼と手を組み、同胞であるレナに反旗を翻して戦いを挑む。
アルフェンの武器である「炎の剣」は彼女の体内に保存されており、彼女の胸から取り出して使う。
人物像
性格
自分がレナ人であるという誇りを持ち、クールで目的の為なら手段を選ばない言動が多く、更に目的の為に余裕がない為か周囲にキツイ言動をして独断先行してしまう事もあり、周りからも注意されている。
ただし、これらは呪いのせいで他者に触れ合う事ができない孤独から人との関わりを恐れている事が要因。レナ人・ダナ人問わず傷付いた人を見ると咄嗟に治癒術をかけて助けようとし、ダナ人の奴隷たちの現状を見て憤りを抱くなど、本来は心優しい少女である。特に痛覚がない為に自分に触れる事ができるアルフェンとの距離感に戸惑うなど、可愛らしい一面もある。
容姿
薄いピンクの髪を赤い髪飾りでポニーテールに結わいている。
白と赤のドレスに足には白のロングブーツを履き、首と肩、胸元に金属の鎧を着用している。左足のガーターベルトには銃弾が入っている。ドレスやブーツの裾は遺跡にあった古い装備を着用している為に破れている。
腹ペコキャラ
当初はクールで人当たりがキツイ人物に見えていたが、序盤から腹ペコキャラである事が判明する。
どれぐらい腹ペコかというとアルフェンが若干引くくらいの大食いで食い意地が張っており、美味しい食材や新しいレシピの事になると途端にやる気が出る程。
人前で腹が鳴る事もあり、最初こそ必死に誤魔化すもアルフェンが手持ちの食糧を差し出すと即受け取る、腹が鳴って食事を平らげた傍からまた鳴りリンウェルからジト目で見られる、真面目な会話で他のメンバーが食事に手を付けていない場面でシオンの皿だけ完食済み、等次第にその食い意地を隠さなくなっていく。
いわく「ご飯は別腹」。
料理する時も食材を倍使うが、食べ専の為本人は料理は苦手。しかし料理下手を指摘されてからは周囲を見返す為に旅の中で奮闘している。
外伝作品出演
初出演作品。アライズ発売記念イベントでアルフェンと共に参戦。
本作で、ルーナアルトスレイ(ルーナイェシットの技変化)、ルークリザレクション(インテリータムの技変化)、ノクスエクスプロージョン(エクスプロージョンの技変化)、スペスマグナレイ(グラビタスレギオの技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は、「ウィングブレイク」「スマラビートオムニア」「ディザーブデザート」「パニッシュメントレイン」「バザークフェイト」、ライラとのクロスオーバー魔鏡技で「灼熱のバーンストライク」。
「パニッシュメントレイン」は精霊装をレアリティ3まで強化すると使用可能になる。
余談
CVを担当する下地氏は、テイルズオブザレイズでカーリャを演じている。
関連イラスト
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ネタバレ
以下に物語の核心に迫るネタバレあり
300年前にアルフェンと共に「招霊の儀」を執り行った、レナ人の調整体〈巫女〉であるネウィリ・アイメリスの子孫。ネウィリは「招霊の儀」を行っている最中に流れ込んできた強い闇の力が、世界を滅ぼすものだと直感し「招霊の儀」の遂行を拒絶。〈巫女〉の補助を失った〈王〉アルフェンの力が暴走しレネギスを崩壊しかけたのが真相であった。ネウィリはその闇の力を咄嗟に「巫女」の力で自分の中に封印し、〈巫女〉の力と共に子孫に受け継がれてきた。それがシオンの代になって現れた〈荊〉の呪いの正体である。
シオンも無意識ながら〈巫女〉の力を受け継いでおり、「主霊石」のような強い星霊力を制御することができる。元々〈巫女〉はダナ人から選ばれる〈王〉には適性がない闇の星霊力を制御し、〈王〉の補助をする為の存在である。
シオンは星霊力の高さからレネギスでは上級民の区分ではあったが、実際は〈荊〉の呪いによって実験体として扱われており、〈荊〉のせいで死ぬ事もできず、周囲から化け物扱いされながら幼少期を過ごしてきた。先祖と同じように〈荊〉が世界に解き放たれれば世界に破滅をもたらすと確信しており、同じように死ぬのであれば〈荊〉を道連れに死んで世界を守ろうと思い、〈荊〉を焼き滅ぼす可能性を持つ王の証「レナス=アルマ」を手に入れる為にダナに降り立った
つまり「全ての領将を倒す」という目的は、「レナス=アルマ」を作るために全ての「主霊石(マスターコア)」を集める為のものであり、その本当の最終目的は自分の死であった。
未練が殆どなかったシオンはただ目的の為に同胞と敵対してひたすら走り抜いてきた。しかしアルフェンたちとの出会いではじめて親しい存在を得たシオンは、次第に「もっと生きていたい」という目的とは矛盾した感情を抱くようになっていき、人知れず思い悩むようになる。
そして終盤でアルフェンたちにようやく本当の目的を吐露し、仲間たちに説得され世界とシオン、両方を救う為に最後まで抗う事を決意する。