データ
全高:40m / 重量:32t / 最高飛行速度:マッハ0.8
概要
ジェットマンの3号ロボ。ジェットイカロスとジェットガルーダのサポートを目的として開発され、青を基調としたカラーリングと、前述の二大ロボと比べてシンプルなフォルムが特徴である。
ニューロコンピュータを内蔵し、パイロットを必要としない自動操縦式のロボとして設計されており、固有の武装こそないものの機敏な身のこなしを活かして、パンチやキックを素早く敵に叩き込む攪乱戦法を得意とする。
前述した開発目的から、ロボ形態だけでなく4連装バズーカ砲としての形態も備えており、先行する二大ロボの武器として運用される。また戦闘以外でも、竜が計略を用いてわざとバイラムに鹵獲させ、トロイの木馬よろしくバイロックへと潜入したこともある他、凱とグレイとの間でのルーレット勝負の際には、メイン画像の通りに気づかれない程度にカジノバーそのものを傾けることで、ルーレットの目を操作し凱に勝利をもたらすなどといった活躍ぶりも披露している。
テトラバスター
「テトラフォーメーション」もしくは「変形!テトラバスター」のコールで変形する、4連装バズーカ砲形態。ジェットイカロスやジェットガルーダが右肩に担いで保持し、この状態から超強力プラズマタキオンビームによる必殺の一撃を放つ。
DX玩具ではオリジナルのギミックとして、グレートイカロスにも装着可能となっている他、付属のグリップをテトラバスターに装着し「ガンモード」とすることができるなど、一種のなりきり玩具としての側面も備えていた。
幻の基地ロボ
前二作に登場した基地ロボに代わる新機軸として登場したテトラボーイであるが、一方でこれとは別に、前年までの流れを汲む基地ロボの登場も検討されていた形跡がある。
この基地ロボについては、検討用の画稿が一部のムック本に掲載されたこともあり、そこからはこの基地ロボがジェットマシンやバードガルーダを内部に格納し、ターボビルダーに近いメカニズムで基地形態からロボ形態に変形するものとして想定されていた事が窺える。
結果的に基地ロボ路線が踏襲されなかった背景には、当時の25分枠という短い放映時間の中で、相当の尺を割かざるを得ないにも拘らず直接ドラマに関係しない、基地ロボや巨大母艦の出撃から発進までのシークエンスを入れるのは難しいという、制作側の判断が関係している。
関連タグ
タックルボーイ:超力戦隊オーレンジャーに登場する巨大ロボの一つ。テトラボーイと同様にパイロットを必要としない自律行動型の巨大ロボで、なおかつ他の巨大ロボの武器として運用されるという共通項も有する
テトラボーイ→ダイムゲン