「洞窟は狭すぎるから…… ここなら、あたしはもっと速く動ける」
プロフィール
概要
アプリゲーム『きららファンタジア』にて敵として登場するキャラクターで、筆頭神官アルシーヴに仕える「七賢者」のひとり。
褐色の肌に赤色のセミロングヘアが特徴の少女で、首元には緑色のスカーフを身につけ、民族色が強い衣装を身にまとう。
人物~迅速果断な七賢者~
寡黙かつ冷静に物事を判断する人物であり、冷淡な態度をすることも多いが、捕虜に対して一定の考慮を示し、興味のある相手には心を許するという脇の甘い一面をもつ。また、退屈なことを嫌う傾向にある。
元々「調停官」として紛争地帯を転々としてきた日々を送っていた習性から戦闘能力はかなり高く、いざとなればどんな使命を遂行するため、主君にあたるアルシーヴからの信頼も非常に厚い。
七賢者の中で最も足が速く、元陸上部の胡桃からは“速い”と称し、野生児の千矢からは“全く動きが見えず”、リアリストの本拠地に乗り込んだ際にサンストーンから逃げ切ることができた。ハイプリス曰く、この速さに追いつけるのはスズランだけとの事。
戦闘
初戦闘は第1部3章20節。戦闘スタイルはダガーの二刀流。属性は炎。攻撃は全て物理で統一されている。
チャージ技は3章30節の戦闘では敵単体に確定で混乱を付与する単体物理攻撃「ちょっと本気だすよ」、8章17節の戦闘では付与効果なしの敵全体物理攻撃の「よそ見はいけないよ?」と敵全体に物理の割合ダメージを与える「今はあたしだけを見てなよ」を使用する。
3章では20節、21節、22節、28節、29節と圧倒的に戦闘回数が多く、特に29節の最終戦の強さは半端ではなく序盤の壁とも呼ばれるほど。
味方と敵の行動速度と行動順をしっかりと理解できているかを問われる戦いであり下手をすると敵に何もさせてもらえずにボッコボコにされて終わりを経験した人はそれなりにいるだろう。
Normalでは孤立の付与とSPD付与を行うスキルをそれぞれ持つが、Hardではそれぞれに更にATK上昇が加わったスキルを使用。上昇したステータスも相まって更なる難敵として立ち塞がり、こちらの編成次第ではこちらに初回の行動が回ってくる前に殲滅される可能性もあるほどの強さを誇る。
8章17節の戦闘では敵全体に高確率で金縛りを付与する「シビれてもらうよ」と「もう一回シビれてもらうよ」、敵全体に現在のHPの99%を削るという強力な物理攻撃を放つ「絶体絶命」、そうりょを優先する単体物理強攻撃の「なるほど、君が要か」なども使用するようになり、クリアコンプリートをする際に実質ターン制限が付いた大きな壁として立ちはだかる。
9月の強敵チャレンジクエストと七賢者チャレンジクエストラッシュ!には、クリエメイト版カルダモンのスキルを搭載したカルダモンが登場した。技構成は8章17節に近いが自身にLUKダウンが存在する場合に敵単体に攻撃力の低いチャージ技「カルダモンの攻撃の調子が乱れている!」を使うギミックが搭載されている。「アクセラレーション・スパーク」や「アクセラレーション・ソニック」、「アクセラレーション・フラッシュ」といったダメージを受ける代わりにSPDを上昇させるスキルが追加されており、LUKを上昇させるスキルや水耐性や状態異常抵抗率を上昇させるスキルも使用する。中でも凶悪なのは相性のいいナイトでも耐えられない敵単体物理攻撃を浴びせた後に三回だけ攻撃を完全にカットをするバリアを貼る「この程度、耐えられるよね?」。バリア持ちナイトでなければまず耐えきれないのでこの初見殺しにやられてクリアコンプリートを逃したプレイヤーも多かったと思われる。
「開催!エトワリア学園文化祭」にはジンジャーとコンビを組んで登場した。
この時のチャージ技は単体物理攻撃の「容疑者は逃さない!」と低確率で金縛りを付与 し、自身のSPDを上昇させる効果のある「ソニックエッジ」の二つ。
単体物理攻撃の「切り崩す」と、全体物理攻撃の「引っかき回す」というこれまで使用してきた技に加え、新たに自身のATKとSPDを上昇させる「手早く終わらせよう」、500の固定ダメージを与える敵全体攻撃の「まとめて捕まえるよ」、敵単体のSPDを低下させ、とっておきゲージを減らす効果のある敵単体物理攻撃の「足止めするよ」、敵単体に孤立を付与する効果のある単体物理攻撃の「分断するよ」を使用した。
極では「まとめて捕まえるよ」と「足止めするよ」を使用しなくなる代わりに1200 の固定ダメージを与える敵全体攻撃の「全員逃がさない!」と敵単体のSPDを低下させ、とっておきゲージを減らす効果のある敵単体物理攻撃の「容疑者は確保する!」を使用する。
物語での動向
メインシナリオ第1部『封印されし女神』
3章『さばくぐらし?』
敵ボスを務めており、2章で主人公たちに敗退したセサミと入れ替わる形で登場する。
劇中では『がっこうぐらし!』に登場するキャラクターたちを捕らえるため、禁忌の召喚魔法である「オーダー」の能力で彼女たちを「エトワリア」の世界に召喚し、廃墟となった教会を拠点として手始めに直樹美紀を捕らえる。その際、彼女に興味を示して交流を深め、別れ際に「美紀ならどの世界でも生きていける」と彼女に敬意を評した。
8章『導かれし未来』
アルシーヴからの命令により、ほかの七賢者たち(休養中のハッカを除く)とともに敵の中ボスとして立ちはだかる。
この話では、自分と同じくアルシーヴのやり方に疑問をもつジンジャーと気持ちを共有する。その後、アルシーヴからシュガーやソルトの姉妹とともに本拠地内の刺客役を命じられ、アルシーヴを倒しにきた主人公たちを待ちうける中ボスとして登場する。
3章ではなかった地の利を生かし、千矢さえも圧倒するスピードを見せあっという間にうらら迷路帖の4人を拘束した。
メインシナリオ第2部『断ち切られし絆』
4章『うつつはひとりぼっち』
真実の手ロベリアの作戦できららとランプ、マッチ達を引き離された後にランプとマッチを助け出し、その後真実の手スズランに追い詰められたきららを助ける。
きららとランプとマッチ達と一緒に孤立してしまったうつつを捜し見つけるが、うつつはきらら達に迷惑かけてしまう責任感で拒絶する。その際、アルシーヴから預かっていたうつつ宛ての手紙をうつつ本人に渡す。
実はアルシーヴの指示でうつつ宛ての手紙渡すのとランプ達の手助けをするために水路の街へやってきたのだ。
手紙を読みアルシーヴの内容である『うつつを信じる』とうつつは泣きだし、アルシーヴ以外にも信じる人がいると判断したうつつはきらら達とはこれからも旅がしたいと勇気づけることになった。その後は街の神殿へと戻っていった。
しかし、戻っている途中にカルダモンはロベリアによって協力させられた神官達に捕まえられてしまい、ロベリアの絶望のクリエによって墜ちてしまった。
神殿の礼拝堂でランプ達に再開した際は女神ソラかリアリスト、どっちが正しいかこの目で確かめて、その上でソラが間違ってるなら断罪すると宣言。もし次に会ったらきらら達とは敵同士になるのかもしれない。
うつつの声に対して「ばいばい」と言って、スズランと共に転移された。
転移された後に実はうつつの声によって少し正気に戻っている。カルダモン本人はロベリアの言うとおりこの世界には間違ったところがたくさんあって、一時は本気でリアリストの仲間としてソラを見極めようっと思った。
カルダモンはうつつの事を気になるようで、リアリスト側からうつつについて調べることを決意する……『調停者』として。
6章『はじまらなかったものがたり』
リアリストの本拠地で情報収集していたが、ハイプリスとサンストーンの“七賢者全ての聖典の繋がりを断ち切る”話を聞いてしまい、リアリストの仲間にはなれないと判断し、本拠地から撤退しようとするが、サンストーンに見つかってしまい、聖典の繋がりを断ち切られそうになるが、カルダモンの防御と速さによって逃げることに成功する。
途中、ダチュラの毒を喰らってしまい、フェンネルと合流し、音楽の都での問題を解決したきらら達と再開した頃には激しく消耗していた。
街の神官には解毒できず、音楽の都に呼び寄せたアルシーヴですらいくつかは知らない毒があり完全解毒はできなかった。
カルダモンは毒には結構耐性ある方で心配することはないと言い、アルシーヴにリアリストが七賢者を狙ってるから各地にいる七賢者達を呼び戻して欲しいを伝えた。
7章『連鎖する悪夢』
ソラの神殿に戻った後は安静にする予定だったが、通信機のメディアから写本の街が真実の手に襲われた際にきらら達の前に現れる。他の七賢者からは安静した方がいいと言われながらも本人は「寝てるだけじゃつまんない」「この状況は人手がいる」として真実の手を追い出す参加を表明。他の七賢者ときらら達と共に転移装置を使用して写本の街にある神殿へ向かう。
しかし、転移装置はスズランによって細工がされており、他の七賢者ときらら達とはバラバラになってしまうが、なんとかセサミとハッカとは合流できた。
やはり毒が完全には解毒できなかった影響で消耗が激しく、ウツカイの多さからピンチになるが、きらら達の助太刀によって乗り越える。しかし突然サンストーンが現れ、パスを断ち切られそうになるが、きららが代わりに庇ったことで助かったが、カルダモンは遂に限界を超えて倒れてしまう。
夢の世界ではエニシダの歌で悪夢を見ていたが、ハッカの夢幻魔法によって夢の世界に入ってきたきらら達によって悪夢から解放された。
真実の手を写本の街を追い出した後は高純度の星彩石によって同じく毒を喰らった他の七賢者と共に解毒された。
8章『旅の終わりは近づいて』
毒を完全に完治し、いつも通りの衣装に戻っている。
さらわれてしまったソラとアルシーヴを助けるために、フェンネルと共に辺境の大神殿へ向かう。
辺境の大神殿でアルシーヴの救出には成功したが、ソラは別の所で捕らえられてしまっているようで救出はできなかった。
アルシーヴはソラとのパスが断たれてしまったことによって衰弱してしまい、カルダモン達は彼女をソラの神殿へ送ることにした。
きらら達もまた、シュガーからかおすは辺境の大神殿に囚われている情報を聞きその場所へと向かっているが、すぐには合流できないとしてきらら達にソラとかおすの救出を頼んだ。
最終章『終わってから始まる物語』
カルダモン本人は登場していないが、きらら達がソラの神殿へ戻ってきた際にはアルシーヴはいなかった。
おそらくはアルシーヴのあまりの衰弱からソラの神殿へ戻る前に別の所で一休みしたと思われる。
イベントシナリオ
なお、2018年4月25日~5月7日に行われたイベント「野クルと北の山と初キャンプ△」では七賢者としては最初に登場し、一人でエトワリア初のキャンプを楽しんでいた志摩リンに興味を示した。その時は彼女がクリエメイトであることは知らず後にイベント「闇チョコシンジケートを追え!」で知ることとなった。ちなみに前者のイベントではきらら達とは敵対している時期なので遭遇していない。
プレイアブル化
「カルダモンだよ。七賢者として、せんしとして
あちこちで起きる諍いを解決して回ってる。
旅での縁は大事にしているんだ。あたしの力が
必要ならいつでも呼んでくれてかまわないから。」
★5カルダモン【期間限定】
2020年9月9日のミニイベント『カルダモンのスティーレ武者修行』の開催と共に炎属性のせんしとしてプレイアブル化された。
アルシーヴや他の七賢者同様にモーションが変わる。
とっておきは自身の攻撃が一度だけクリティカルになる効果のある敵単体物理攻撃の「よそ見はいけないよ?」。
その他に自身のSPDを上昇させる効果のある敵単体物理攻撃の「こっちだよ」、敵全体に中確率で金縛りを付与する「シビれてもらうよ」を使用する。
シナリオや敵として対峙した時と同様に、元が行動速度が高いせんしと「自身のSPDを大アップ」させるスキルを合わさって行動頻度が凄まじいことになっている。
2021年8月5日に専用ぶきが実装された。
★5カルダモン【第2部/期間限定】
2021年9月2日に第4章の追加と同時に実装された炎属性のそうりょ。
とっておきは味方全体を回復させ、味方全体の攻撃が一度だけクリティカルになる「それはとっても、『面白そう』だしね」。その他に味方単体を回復させる「大丈夫かい?」、味方全体のSPDを上昇させる「任せたよ」を使用する。
関連タグ
神殿関係者
女神
筆頭神官
七賢者
下っ端