エンぬそす・・・
(連れてきてくれたのですね。)
エンぬ ホンでィンデぶーそす・・・
(連れてきてくれたのですね。ヒトの子供を本当に。)
概要
CV.後藤ヒロキ
深界六層に存在する成れ果て村「イルぶる」の住民。
やや片言気味ながらリコ達が使う公用語を話すことが出来る住人で一人称は「カジャ」
村人との通訳や案内を行っている。
異様な見た目に反して、性格は親切で良心的。
身体
機械の様な姿をしているが、これはマジカジャ曰く「容器」で本体は『におい』(気体)であるとのこと。
実体を持たないため容器、または生物の体に侵入して内側から操作することができるが、逆にそうしないと意思疎通すらままならないという。
普段は「身体」と呼ばれる容器に入っており用途に応じて使い分ける。普段使いの身体が3つ。速身体は1つしか作ってないらしい。
これらの他にもいくつかの身体を持っており、寝る時はそれとはまた別に生きた動物に入っている。
容器として使う入れ物には時間をかけて「体を通す」という工程を挟む必要があり、この工程をすっ飛ばして無理やり操縦した場合死ぬという重い代償がある。
速身体
高速移動用の身体。
普段より速く動けるが特殊な食べ物で動くため、動かすのも高価なんだとか。
強身体
複数人が乗れる巨大なサイズの身体。
「通す」工程にマジカジャ以外の他人の助けを必要とするため、誰かに手伝ってもらわないと使うことができない。
作中の行動
リコ達が村に入って最初に出会った成れ果て。
公用語を扱えるので村の案内をしてくれた。また市場で価値の仕組みも教えており、人間の身体ならいくら出しても欲しいと言うも断られたら素直に引き下がるなど良心的である様子が窺える。
またファプタが姿を表したため見物しようと向かっていたがナナチからリコが腹を下したと聞き、人の子の価値を落としたくないと断腸の思いで見物を諦めナナチの案内を行う。
その際、ナナチと価値の話をしてミーティを三賢のベラフが持っていると洩らしてしまい、ナナチが身売りするきっかけを作ってしまう。
腹痛から復帰したリコはヴエコからナナチの居場所を教えてもらいベラフと対談するも、要求された代価が高く支払おうとした時マジカジャに止められた(カジャ曰く、何とられても終わり!)
そして村の狩りが始まった時、リコのおさげ一房と引き換えに速身体を強化、リコを乗せてオオガスミを誘導し村人全員で仕留めた。
村が崩壊して皆が戦っている時、リコを強身体に乗せ三賢のワズキャンの所へ案内、その後ファプタの所へ移動したが無理に動かしたため脚が破損し倒れてしまう。
最終手段として力尽き動けなくなっていたファプタの身体に入り操ることでリコ達を避難させたが「通し」をせずにぶっつけ本番で動かしたことでリコたちの救出後しばらくして最期の瞬間を迎え、マジカジャは最高の身体に入れた悦びに打ち震えて消失した。