概要
SWORDの「O」。全国から札付きの粗暴者が集まってくる別名「漆黒の凶悪高校」。
全日制と定時制があり、とくに定時制は強者の巣窟と畏れられる。高校とはいえ、より良いスカウトをその筋から得るために留年を繰り返し20歳を超えた男がゴロゴロいる。「拳100発に耐え続ければ頭になる」という独特の伝統がある。(公式サイトより)
チームの頭は村山良樹(山田裕貴)。
鬼邪高校そのものの歴史は家村会幹部が卒業生というだけあって相当古いが番長に当たる頭がいなかったため長年勢力と見なされなかったのだが村山がこの伝統を成し遂げたことによって鬼邪高校はSWORDの一勢力と認められた。
チームカラーは「青」でテーマソングは「JUMP AROUND∞」。
ちなみに最年長は定時の関虎太郎(一ノ瀬ワタル)の25歳である。
鬼邪高校を抜けようとするチハルを巡って山王連合会と抗争を繰り広げるが、敗北する。その後は達磨一家の襲撃に巻き込まれている。
主要メンバー
詳細は記事を参照
古屋英人(ふるや ひでと) 演:鈴木貴之
鬼邪高校のナンバー2の定時制の男子生徒。
村山が来るまではケンカは負けなしで暫定的にトップの位置付けに立っており生徒通しの喧嘩を仕切っていた。
過去の番長になるための荒行でも98発の拳を耐えたほどのタフネスを持つが村山が99発目まで耐えた時100発目には反則である武器攻撃を使用した物の逆に返り討ちにあい後に番長となる村山をサポートに回る。
またチハル一人相手にも集団でものを言わすなど卑怯な一面も強かったがコンテナ街の戦いでは目の敵にしていたチハルに発破をかけてサポートするなどナンバー2にふさわしい振舞いも見られるようになった
シーズン1ではチハルにメンツをつぶされたことから山王連合会との抗争の原因を生み物語が始まるきっかけを作った。
関虎太郎(せき こたろう) 演:一ノ瀬ワタル
村山を慕う定時制の男子生徒で鬼邪高校では最年長の25歳。
プロレスラーのごとき巨漢で見た目相応の怪力を誇るが喧嘩はあまり強くないのか活躍はイマイチ。
短絡的な言動や態度も多いため周りからも呆れられているが、村山のことを慕っている気持ちは本物で見た目に反する活躍機会の無さなどから鬼邪高校生徒の中ではコメディ要因となっている。
全日制の生徒
轟一派
たった3人だけではあるが、全日制最強勢力。放送室を拠点としている。
全日制の男子生徒で、現在の全日最強の生徒。
詳細は該当項目を参照。
辻(つじ) 演:鈴木昂秀
轟の前の全日制の頭で轟に敗北した後は轟の強さを認め轟のサポートに回る。以降は常に芝マンと共に轟の両脇を固めている。多少の知識はあるようで、轟の言い回しに反応出来るだけの頭脳はある(ただし内容は理解できていない)。
芝マン(しばまん) 演:龍
辻同様全日制の頭で後に轟のサポートに回る。
元々は希望ヶ丘団地の出身だったが、現在は山王商店街の所属で苺美瑠狂の芝の弟。姉には頭が上がらないが、仲は悪くないようだ。やたらと横文字を使いたがるが、言い回しは微妙なものが多い(インターネットを「インターネッツ」、「フレキシブル(柔軟)に、ネクスト行っとく?」など)。
WORSTから登場する生徒
花岡楓士雄(はなおか ふじお) 演:川村壱馬
詳細は該当記事にて。
・司一派
全日制3年・高城司がリーダーの少数精鋭のグループ。
・高城司(たかじょう つかさ) 演:吉野北人
司一派のリーダー。金髪が特徴。
・ジャム男 演:福山康平
司一派の1人で全日の2年。琥珀やコブラ、テッツと同じく本名で呼ばれることは無い。喧嘩は不得意だが、楓士雄や司を慕っていることから2人から可愛がられている。情報通で、本校のみならずSWORD地区全ての情勢や、周辺の不良高の出来事の動きにも精通している。一方で、年相応の助平さも持ち合わせており、芝マンの姉の下着を盗んだことがある。名前の由来はジャムパンが好物なことから。
・泰・清一派
全日3年の泰志・清史の2人組、ヤスキヨコンビが率いる一派。楓士雄と司とは別の中学だったが(出身地は同じ)、暴れ回っていた当時から2人とは因縁が多い。一緒に戦う時は抜群のコンビネーションで戦うが、個人の戦闘力もかなり高い。
・泰志(やすし)演:佐藤流司
・清史(きよし)演:うえきやサトシ
・中・中一派
2年をまとめる中越、1年を仕切る中岡の2人からなる、全日制で最大の人数を誇るグループ。2人ともヒップホップ好きでジャージを愛用している。パーマやドレッドヘアなど古い不良スタイルな服装の者が多い。鬼邪高に入学後は轟への下克上を目指している。頭の2人はどちらもリーダーの器はあるが、派閥自体は大人数故に統率が取れておらず下の者が勝手なことをやらかすことが多いなど、全盛期のムゲンに似たようなところがある。
・中越(なかこし) 演:神尾楓珠
・中岡(なかおか) 演:中島健
シーズン2からMOVIEまで
コブラとのタイマンに敗れた村山は自分の闘う理由を見つけられずに思い悩んでいたが、「不良狩り」のために鬼邪高校に転校してきた轟との対決の中で闘う理由を見出し鬼邪高校をまとめる番長として再起する。
MIGHTY WARRIORSの襲撃後は「危険な戦いに巻き込めない」として鬼邪高を「卒業」して村山・関・古屋だけで湾岸地区に乗り込もうとするが、彼らを追って全日と定時の生徒も戦いに赴いた。
村山はコブラに憧れの感情を抱くようになっており、単身相談しに行ったり卒業後に山王連合会に入れてくれないかコブラに打診したりしている。
山王との抗争の原因となったチハルとも和解している。
MOVIE2・3
「END OF SKY」では「定時制の抗争に全日を巻き込まない」という制約を村山が取り決めており、唯一山王連合会のSWORD協定に賛同する勢力として登場。達磨一家を協定に引き込むため、村山は日向にタイマンを申し込む。
「FINAL MISSION」で鬼邪校を破壊されてしまうが、コブラの危機に駆けつけて最後の戦いの陽動作戦を務める。ちなみに決戦前の村山の一言は、ネットの誹謗中傷に憤っている方にはかなりの名言。
余談
小ネタ
この鬼邪高校の設定は、高橋ヒロシのヤンキー漫画の影響を受けている事は明らかだが……なんと続篇の「HiGH&LOW THE WORST」においてHiGH&LOW世界には高橋ヒロシの漫画「クローズ」に出て来るヤンキー高校そのものが存在している事が明らかになった。
他のジャンルで喩えるなら、ドナルド・ダックと、元々はドナルド・ダックのパロディだったハワード・ザ・ダックが同じ作品で共演するような異常な事態が起きているようなものである。