概要
ウコバクはベルゼブブの配下の灼熱した体を持つ悪魔で、七大大魔王ベルゼブブから地獄の釜の火を絶やさないよう油を注ぎ続けるという命令を受けている。また、揚げ物と花火の発明者でもある。
ウコバクはコラン・ド・プランシーの創作した悪魔とされる。
だがM・L・ブルトンの挿絵で描かれた、炎が燃え盛るシャベルの様な器具を持つ巨大な目と耳をした子鬼の様な姿をしたウコバクはどこか微笑ましく、各種文献や創作を通して現在でも語り継がれる存在である。
なお、英語での発音は“ウコバチ”である。
女神転生シリーズのウコバク
初出作品はFC「女神転生Ⅱ」で、青白い炎に包まれた上半身のみの男というデザインで、「真・女神転生Ⅱ」以降は種族“堕天使”の悪魔で、原典同様のデザインである。
基本的に低レベルの悪魔もしくは序盤の仲魔程度の存在であり、「デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団」ではチュートリアル戦闘で戦う最初の悪魔として扱われる。
しかしながら葛葉ライドウシリーズのウコバクは、そのレベルの低さに反して攻撃アクションと魔法詠唱速度が全悪魔の中でもトップクラスの性能で、鍛えるか悪魔合体を利用すれば大化けする存在である。
実際、「超力兵団」の隠しボス・ベルゼブブ戦では増援としてウコバクとネビロスが無限に登場するが、火炎魔法を連発し、リーチの長い通常攻撃を繰り出すウコバクの方が相当厄介である。