Beelzebub
どうも地獄世界最強の呼び声が・・・
旧約聖書『列王紀』や新約聖書などに登場する異教神、若しくは悪魔。
概要
名前はヘブライ語で「ハエの王」を意味する。ベルゼバブ、ベールゼブブとも表記される。フランス語ではベルゼビュートと呼ぶ。
様々な姿で語られるが、一般に髑髏の文様を翅に浮かばせた巨大な毒虫の姿で描かれる事が多い。
本来はバアル・ゼブル即ち「気高き主」あるいは「高き館の主」の名で呼ばれており、ウガリット神話の最高神バアルの尊称の一つだったと推測されている。
しかし一説ではヘブライ人は異民族の神を嫌ってバアル・ゼブルを邪教神とし、語呂の似たバアル・ゼブブすなわち「ハエの王」と呼んで蔑んだ。
地獄のスター
近年、彼は大悪魔で魔神の君主、或いは魔界の王子とされるようになった。
地獄において大悪魔サタンに次いで罪深く、権力と邪悪さではサタンに次ぐと言われ、実力に至ってはサタンを凌ぐとも言われる魔王である(コラン・ド・プランシの「地獄の辞典」ではサタンを野党君主の座に追いやり、地獄の最高権力者として君臨している)。
また、上記に合わせてか、元熾天使の堕天使であり、天使時代のルシファーの右腕であったとする説話も創られた。
七つの大罪の内「暴食」(大食)を司るとも言われている。
女神転生シリーズのベルゼブブ
古くは原作小説から登場する古参悪魔。種族は基本的に魔王。
前述のエピソードから、メガテンにおけるカオス側魔王の「一神教の神による侵略で悪魔に貶められたかつての神々」というスタンスの代表格、ロウ思想に対するアンチテーゼ的な世界観を象徴する存在として描かれている。
口調は紳士的であったり、威圧感のある老人であったりと作品によって異なる。
女神転生IIにおいては禍々しい悪魔の姿で登場し、真のエンディングへ続く分岐で重要な役割を果たす。
真・女神転生Iでは青い肌の虎の毛皮をまとった男の姿(真Ⅱ以降は太った姿)で描かれ、現在の「巨大なハエの悪魔」のデザインは真・女神転生IIから。
これ以降、人間態は仮の姿で、真の姿がハエという描写が定着していく。
これらのデザインが有名だが、魔神転生IIでは意外にも女性の姿で登場している。
女神異聞録デビルサバイバーでは最強クラスのベル神として登場するも、ベルの王位争いに興味を見せず、主の意に従ってベル・ベリトのサポートに回るなど、印象的な活躍を見せた。
基本的に大魔王ルシファーに忠実なカオスサイドの重鎮として描かれ、多くの作品でシナリオに深く関与する。
一方でボス悪魔の宿命か、実際に仲魔として使役できる作品はやや少なめ。
メガテニストの間では根強い人気のある悪魔で、女神転生シリーズの悪魔の中では投稿作品数はそれなりに多い。
悪魔城ドラキュラ月下の夜想曲のベルゼブブ
リヒターを正気に戻した後登場する逆さになった悪魔城内に登場するボス敵のひとつ。蝿の王とは名乗っているが、どう見ても腐乱した巨大な死体。大きな蝿を召喚して攻撃してくる、また本体から落ちてくる蛆虫も攻撃手段。ただ、ある装備と別のある装備をしていると、攻撃を無効(本体への接触含む)にし、さらに別の攻撃は吸収してしまうので完全にノーダメージで勝てる。ちなみにベルゼブブ本人(?)は髪が薄くなったことが気になっているらしい。
アルカードが上記のある装備をした状態では属性攻撃である蛆虫を吸収するため、蛆虫で体力回復という、とても嫌な体力回復ができる。さらにベルゼブブもある属性攻撃のみ吸収するため、ダメージを与えては回復させ、さらにダメージを(以下略)という何とも悪趣味な攻撃をすることもできる。
よんでますよ、アザゼルさん。のベルゼブブ
フルネームはベルゼブブ優一。
芥辺探偵事務所で助手として働く佐隈りん子が契約者。
人間界では所長の芥辺の「ソロモンリング」という術によって、ペンギンもどきの姿にされている。
魔界での姿は人に近く、その姿で人間界に来た時は「王子」と称されるほどの美形。もちろん正体は蝿のため、魔界でルシファーと喧嘩をしたときは巨大な蝿に変身した。
普段は紳士的な口調だが、興奮すると出版コードぎりぎりの罵倒を繰り出したりする。
カレーと糞尿に目がなく、時には我を忘れるスカトロ王子でもある。
デモンブライドのベルゼブブ
イヴのブライド
属性は蟲 大罪は大食
イヴのカリスマ性に惹かれ契約を嘆願、彼女に蹴られるのが大好き。