熾天使

してんし

熾天使とは、天使の位階の最高位にあたる階級である。セラフやセラフィムとも呼ばれる。　人の姿をしていないようである。

概要

三対六枚の翼を持ち、一対は頭を、一対は体を隠しており、残る一対で飛翔する。

神への愛と情熱でその身が燃えているとされ、宗教画などでは赤い翼で表現されている。

“熾（燃えている）”天使という表記もこれに由来する。

四大天使ことミカエル・ガブリエル・ラファエル・ウリエルは大天使とされているが、ジョン・ミルトンの失楽園では熾天使扱いになっている。

またヨハネの黙示録にも、神の御座の前で彼を賛美する6枚羽の「4つの生き物」の描写がある。が「それぞれ獅子・雄牛・人・鷲に似ている」「全身に目が生えており、翼にも目がびっしり」など智天使の要素が混ざったような奇怪な姿であり、神学者の間でも「4つの生き物」の正体が何なのかは意見の分かれる所となっている。

関連タグ

天使の階級

天使　智天使　座天使　主天使　能天使　力天使　権天使　大天使　ミカエル　ラファエル　ガブリエル　ウリエル　メタトロン　レミエル　サリエル　ラグエル　ラジエル　サンダルフォン