人物像
CV:伊瀬茉莉也
女性、14歳(キオよりひとつ年上)。キオの幼なじみ。金髪と琥珀色の瞳が印象的な美少女。学校で医療を学んでいたため、ディーヴァ乗艦後はユノアの助手の看護師見習いとなり、タクたちの子守役も兼務する。キオを心から信頼しており、彼がヴェイガンに捕らわれても動じることなくその無事を信じる。祖父との確執に悩むキオへは、家族なのだから分かり合えると助言を述べている。ラ・グラミス攻略戦の前では、決戦に備えて医療道具を用意しながらも「本当はあんな物は使うことが無ければいいのに」と話し、無事に帰って来るようキオを送り出した。
余談
フリットを極度に心配するエミリーやアセムの嫉妬を買ったロマリーと違い、特に問題点はなかったヒロインではあるが、彼女の出番はほとんど空気と言っていいほど少なく、ただでさえ人間関係が醜悪なキオにとっては、アメだけを取られてムチだけを与えられているも同然である。
なお、エミリーやロマリーはそれぞれフリットやアセムと結ばれたが、彼女だけはキオと結ばれたかどうかもわからず(しかも新たな恋のライバルまでもが現れている)、何もかもがうやむやのままである。
ちなみにスーパーロボット大戦では、アセムの計らいによって、最後のアスノ家の集合写真に入れてもらっている。
小説版
空気同然だったアニメ版から一変し、出番が急増。優しくも大胆な行動力を備えた正統派ヒロインにランクアップ。アスノ家の罪や戦争の過酷さ、マーズレイに苦しむヴェイガンの人々に苦悩するキオの心をしっかり支えており、互いになくてはならない存在となった。
キオがヴェイガンに拉致された際、ユノアの提案でビシディアンに見習い海賊として志願し、ガンダムレギルスに苦戦するキオになんとGセプターを自ら操縦して加勢。最後は二人でガンダムAGE-3に搭乗し、フェザール・イゼルカントを圧倒するという大金星をあげた。
ちなみに過去にヴェイガンの救済を唱えた教師の一家が暴徒に惨たらしいリンチを受け、警官すら止めるどころか笑って黙認するという光景を目にし、トラウマになっている模様。そんな人々の心から優しさが失われた世界で生きることに苦しんでいた彼女であったが、キオと出会い、ゲームという希望を得た。