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ミーミルの編集履歴

2022-10-19 16:00:49 バージョン

ミーミル

みーみる

北欧神話に登場する泉の番人。

曖昧さ回避

  1. 北欧神話に登場する霜の巨人とされる人物で、オーディンの伯父。→本項で解説。
  2. ルドラの秘宝の登場人物。→ミーミル(ルドラの秘宝)

概要

ミーミル(ミーミール)は霜の巨人のひとり。オーディンの伯父に当たる人物であり、人間の世界のミズガルズにいて、ユグドラシルの根元にある知恵の(または井戸)の番人をしている。


オーディンに泉の水を飲みたいと頼まれたミーミルは、オーディンの片目と引き換えにそれを許した。水を飲んだオーディンはあらゆることを見通す英知を授かり、それを神々や人間のために役立てた。

その後、ミーミルはもらった片目を泉に沈めたという。


また『ユングリング家のサガ』では、アース神族ヴァン神族との戦争が終結して和睦した際に、アース神族側から人質としてニーヘルと共にヴァナヘイムへと送られたとされ、ヴァン神族たちはニーヘルを首領としたが、彼が期待していたような人物で無かったので、ミーミルの首を切断してアース神族の元へと送り帰したという。


その後、オーディンが首が腐敗する事の無いように薬草を擦りこみ、魔法で生き返らせ、大切な事を相談する時は必ず、ミーミルの元を訪れたとされ、ラグナロクが到来した際も、真っ先にオーディンはミーミルの首の助言を仰いだと言われている。


なお『スノッリのエッダ』の『ギュルヴィたぶらかし』15章によると、ミーミルが非常に賢いのは、彼が守っている泉の水をギャラルホルンで飲んだためだとされている。


関連タグ

オーディン 北欧神話

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