アニメ版の声:山本希望
プロフィール
年齢 | 16歳 |
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学年 | 聖クロニカ学園高等部1年1組 |
誕生日 | 6月13日(遅生まれ) |
星座 | 双子座(♊) |
概要
小鷹達の後輩にあたり、「しんのおとこ」「おとこのなかのおとこ」を目指している。
本人は「にほんだんじ」を自称しているが、外見はどう見ても美少女なので周りから避けられてしまい、友達がいない。
自分のことを「わたくし」と呼び、作中では幸村の台詞は「ほぼひらがなのみで表記」されており、原作ノベル内で台詞を読む場合は注意が必要である(ただし、アニメ2期での字幕では「さすがに読みづらいだろう」というスタッフ側の配慮なのか、幸村の台詞にも漢字が使用されている)。なお、アニメ版とドラマCD版とゲーム版では「抑揚の付かない静かな声」で話している。
いつも誰とも群れず堂々としている(と幸村は思っているが、実際は友達がいないだけの)小鷹のことを「あにき」と呼んで尊敬しており、そのキャラクターを面白がった夜空に言いくるめられ隣人部に入部した。
さらに「真の男は女装していても男らしさがにじみ出るもの」と夜空に騙され、そのための特訓と称し隣人部・私生活ではメイド服、水着も女性用のものを着用するようになる。
ちなみに名前は両親(正確には母親)が「戦国武将みたいに堂々とした漢になってほしい」と願って付けたものである。
普段はぼーっとしておりマイペースだが、小鷹に対するイメージや夜空の嘘を愚直なまでに信じ込むなど、非常に思い込みの強いところがあり、極端な言動に走ることも少なくない。
しかし、その分「裏表がなく一途」であり、性格も穏やかであるため、隣人部の中では常識派の部類に入る。よく、小鷹の代わりにマリアの面倒を見ている。戦国武将が大好きな歴史マニア(ただし日本史、特に戦国時代以降の武将関連が主な興味の対象であり、世界史の人物問題で「織田信長」と答えてしまうほど世界史の知識には疎い模様)。
真相
男子の制服を着て男だと名乗っていたため、当初は「美少女のように見える男子」だと思われていたが、後に、風呂場で直接見ちゃったので実は女子であることが判明する。
それ以後は「真の男の魂を持っていれば、生物学的には女でも男になることができる」と夜空に再びそそのかされ、まず「形から入る」ためにそれまでのメイド服に替わり執事服を着用するようになる。
しかし執事服を勧めた三日月夜空は、「チキマヨ!」のメバルちゃんを知らなかった。
9巻からは本来の性別通り、学園の女子の制服を着用するようになっている。
なぜ「自分を男だ」と思っていたのか、男として生活しているのかといったことについては「かていのじじょう」としか答えていなかったが、その原因は幼少期の母親との何気ない会話と、先述した「本人の思い込みの強さ」にある。
また、作中で女であることを自覚する以前から周囲からの指摘はあったものの、それを一切気に留めなかったため、教師などの大人には性同一性障害だと思われ放置されていた。
小鷹の依頼を受けた志熊理科による男子禁制の解説を受けて、ようやく本人も男女の違いを理解する事となった。
幸村自身すらも、小鷹を見ただけで憧れて慕うようになった理由が全くわからなかったのだが、女であればよくある事だ。
家族はゲームクリエイターの母・姫子との母子家庭。父は母のヒモだったが、母の妊娠を知って逃げ出している。そのため母からは死んだことにされ「立派な日本男児であった」という嘘の印象が幸村に植えつけられているが、これも現在の人格形成の一因となっている。また母の関係でゲーム事情にも詳しく、将来は母の仕事を継ぐつもり。
結末
遊佐葵とは価値観の違いから反目しあっていたが、幸村が小鷹の代役として生徒会の仕事を手伝ったのを機に「ゆっきー」「ゆさゆさ」と呼び合う程の仲になり、毎日女子トークで盛り上がる友達同士になる。
「なんだか、あの二人だけリア充だな」
彼女から女子力を高めることを提案され、それまでとは逆に女性らしく振舞うようになり、夜空に見切りを付け、意中の彼氏にも告白し、隣人部からも呆気なく退部して、恋人同士として普通に付き合い始めてしまうのだが…
…結局、その彼氏は、恋人同士二人だけでイチャイチャ過ごすクリスマスよりも、友達同士のクリスマスパーティーを選択してしまったのだ。
女としては完全敗北だ。
仕方がないから、彼女も遅れてパーティー会場へ行く。
「みんな喜べ〜!隣人部の新入部員だ!クリスマス直前に彼氏に振られるという、なんという残念な女!」
特徴
華奢な体で、普通の男子生徒よりも胸板が薄い。部室ではメイド服を着ている。
後に執事服も着るようになる。
関連タグ
羽瀬川小鷹 三日月夜空 柏崎星奈 羽瀬川小鳩 志熊理科 高山マリア
羽島千尋(妹さえいればいい。) - 中の人つながりであると同時に性別不明つながり。加えて同一著者。