概要
平坂 読(ひらさか よみ)は岐阜県出身の小説家、ライトノベル作家。ペンネームの由来は黄泉比良坂から。
経歴
『ホーンテッド!』で第0回MF文庫Jライトノベル新人賞(メディアファクトリー主催)優秀賞を受賞し、2004年に同作でデビュー。
以後、MF文庫J(メディアファクトリー)よりライトノベル作品を発表し続けていたが、『このライトノベルがすごい! 2011』のインタビューにて、GA文庫(ソフトバンククリエイティブ)より『魔王からは逃げられない(仮題)』(略称「はげない」)が発売予定であると発表された。
2015年3月、小学館のGAGAGA文庫で「妹さえいればいい。」を発売。
「妹さえいればいい。」完結後、GA文庫にレーベルを移して「〆切前には百合が捗る」を発売。
2021年10月に、小学館のGAGAGA文庫にレーベルを戻し、イラスト担当のカントクと再度タッグを組み、変人のサラダボウルを発売した。
作風
『ソラにウサギがのぼるころ』2巻まで改行をしない独特なあとがきを多用していたが、現在は普通に改行している。
作風の違う『ラノベ部』を除き、表現に過度の性的またはグロテスクさが含まれることが多い。
TRPGの愛好家で、グランクレストRPGのリプレイにプレイヤーとして参加するほどで、それが高じてか、『妹さえいればいい。』では、キャラクター達がTRPGをプレイする一幕があった。
キャラクターがテンション高く絶叫するように思いをぶちまけるシーンが多い。
作品
MF文庫J(メディアファクトリー)刊
- ホーンテッド!(イラスト:片瀬優、2004年9月 - 2005年8月、全4巻)
- ソラにウサギがのぼるころ(イラスト:湊ヒロム、2006年3月 - 12月、全4巻)
- ねくろま。(イラスト:じろう、2007年6月 - 2008年11月、全6巻、「ねくろま∞(インフィニティ)。」2009年4月)
- ラノベ部(イラスト:よう太、2008年9月 - 2009年7月、全3巻)
- 僕は友達が少ない(イラスト:ブリキ 、2009年8月 - 2015年8月、全11巻)
GAGAGA文庫(小学館)刊
GA文庫(ソフトバンククリエイティブ)刊
- 〆切前には百合が捗る(イラスト:U35、2020年12月 - 、既刊2巻)
アンソロジー作品
- まりあ†ほりっくアンソロジー(原作:遠藤海成、MF文庫J、メディアファクトリー、2009年3月)