これは、独りだった人間が独りでなくなるという ただそれだけのありふれたラブストーリーだ。
概要
平坂読によるライトノベル。イラストはU35。レーベルはGA文庫(SBクリエイティブ)。2020年12月より刊行、既刊2巻。
2021年10月よりビッグガンガン(スクウェア・エニックス)で、漫画・さきだ咲紀、構成・鈴木マナツによるコミカライズ版が連載。その後マンガUP!に移籍し、2024年まで連載された。コミックスはビッグガンガンコミックスより刊行、全4巻。
著者の持ち味である、エッチでコミカルな作風に加え、LGBT当事者を取り巻く問題に、鋭く切り込んでいるのが特徴である。
あらすじ
とある事情で家を飛び出し、東京へやってきた家出少女・白川愛結。
従姉で編集者の京の伝手で、売れっ子のラノベ作家・海老原優佳理の手伝いとして雇ってもらうことになるが、実は京が手を焼く、〆切破りの常習犯で…
これは、人気ラノベ作家と家出少女の間で紡がれるガールズラブコメディー。
登場人物
白川愛結(しらかわ・あゆ)
愛媛から単身上京してきた高校生。レズビアン(同性愛者)だが、周囲の無理解による差別を受けたことで、家を飛び出してきた。
従姉の京の伝手で、ラノベ作家・海老原優佳理の家事手伝いとして同居することになる。
その際、優佳理に一目惚れし、接していくうちに徐々に惹かれていく。
海老原優佳理(えびわら・ゆかり)
メディアミックスを多数果たしている人気ラノベ作家。実家は大企業のお嬢様。ペンネームは「海老ヒカリ」
しかし、〆切破りの常習犯で、遠方に旅という名の逃亡を度々行い、担当編集の京の手を焼かせている。
自身はヘテロセクシャルだが、愛結に対して特別な感情を抱くようになり…。
須原朋香(すはら・ともか)
アイドル声優。優佳理作品が原作のアニメに出演して以来、優佳理と出かけるなどする仲。
優佳理や可児那由多の熱心なファンでもある。
彼もレズビアン(同性愛者)で、優佳理に対しても性的な意味で好意を抱いている。
白川京(しらかわ・みやこ)
優佳理の担当編集。彼の〆切破りに手を焼いている。愛結の従姉で、優佳理の家事手伝いを斡旋した。
外部リンク
原作
コミカライズ版
関連タグ
妹さえいればいい。:同作者の作品。世界観を共有している。