ロシアや旧CIS諸国などの地域で話される言語。国連の公用語のひとつ。
メジャーな言語の中では、アラビア語と並び日本人にとって習得が難しい言語といえる。
まず文字は、日本人にとっては馴染みの薄いキリル文字で表記される。(もっと馴染みの薄い文字はいくらでもあるがここでは割愛する。)
発音は日本語やイタリア語などの開音節言語(音節が子音+母音の組み合わせになっている)とは全く異なり、子音が圧倒的に多く、発音の種類自体も多い。明るく平坦な発音の日本語やイタリア語とは対照的に、ロシア語は重々しく聞こえる。子音が連続することが多いが、これは巻き舌のrが母音の役割を果たしているのである。
文法は複雑で、名詞、代名詞、動詞、形容詞に、それぞれ格変化や活用などの語形変化がある。