概要
『仮面ライダーリバイス』第39話にて初登場した地区名で、正式名称は「安全保障特区アララト」。
赤石が自身のプロパガンダ演説を(ライダー達の妨害すら逆手にとって)行った事で、ギフの脅威を世界中に知らしめた後、戦略的人類退化政策に基づいて人々の体内から悪魔の除去を義務化し、押印が完了した者が優先的に移住を認められる人類の安全地帯として構想された土地の総称である。
全国で開発が進められていたらしいが、図らずも物語序盤の土地開発に伴うしあわせ湯の立ち退きが思いがけずこんな形で利用され(ようとしてい)た事に五十嵐一輝は当惑を隠せなかった。
余談
アララトとは、旧約聖書のノアの方舟が大洪水の後に流れ着いたとされる山の事である。
ギフの脅威から人々を守る為のノアの方舟と言うべき土地なのに名称が「ノア」でも「アーク」でも無いのは、前者が本編において既出の組織名に、後者が前々作の敵の名でそれぞれ既に登場しているが故の苦肉の策だろう。
また上記の通りアララトは方舟がたどり着いた場所=人類の安住の地となる場所なのだが、第43話でギガデモスに変貌した赤石が破壊行動をとった事から人類の安住の地など存在しないという皮肉とも取れる。
アララトへの移住の為、押印による悪魔の除去が集団でなされる様を見てはんこ注射やコロナワクチンの集団接種を連想した視聴者も少なくない。あるいは、それの皮肉に見えるという声も。