概要
トンネルとは、地上から目的地まで地下や海底、山岳などの土中を通る人工の、または自然に形成された土木構造物であり、断面の高さあるいは幅に比べて軸方向に細長い地下空間をいう。
鉄道や自動車など乗り物が通過するために設置されたものが多い。
たいていは外からの光が射しこまず薄暗い場所であることから、人生で先行きの知れない状態にもたとえられる。
また、ここからの比喩的用法で、股の間を物が通り抜けていく状態を「トンネル」と呼ぶことがある。
トンネル入り口の信号機
自動車用のトンネルには入り口に信号機が備え付けられていることがある。
信号機が備え付けられるようなトンネルには主に2種類のパターンが存在し、一つは1車線分の広さしかない狭いトンネル、もう一つは5㎞以上の長さになる長大なトンネルとなっている。
前者の場合は交差点の信号機と役割が近く、横断する自動車や歩行者の代わりに対向車を通すために時間で赤と青が交互に点灯する。
後者の場合はトンネルが非常に長いため外部からトンネル内の状況を把握できず、障害が発生した際に進入後に対応することが難しいために、進入前の自動車にトンネル内の状況を知らせるよう設置されているもので、交差点や前者の信号とは役割が異なる。
信号が青い場合は異常が無く問題なく進入できる状態、黄色の点滅は軽度の事故による車線減少や渋滞のために減速しての進行を促すものとなっており、トンネル内で大事故や火災が発生した場合のみ赤く点灯しサイレンが鳴り響く。当然ながら通行止である。