基本データ
コース | 東京競馬場・ダート1,600m(左回り・芝スタート) |
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出走資格 | 3歳(JRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(4頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。ただし未出走馬及び未勝利馬は除く。) |
負担重量 | 別定→馬齢(2024年~) |
概要
ユニコーンステークス(Unicorn Stakes)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場のダート1600mで施行するダートグレード競走(GIII・統一GIII)である。
1996年に、JRA初の4歳(現・3歳)限定のダートの重賞競走として創設。
以降の3年間は、秋の中山競馬場ダート1,800mの競走として行われ(1997年のみ東京競馬場ダート1,600mで開催)、負担重量は定量(牡馬56kg、牝馬54kg)。
格付けはGⅢとなり、2000年まで9月末または10月初旬に開催された。
また創設時には芝のクラシック三冠競走に倣い、地方競馬である大井競馬場のスーパーダートダービー(10月~11月開催、2001年廃止)と盛岡競馬場のダービーグランプリ(当時11月~12月開催、現在は地方限定重賞)と併せて4歳ダート三冠シリーズを形成。
三冠を達成した場合にはジャパンブリーダーズカップ協会から2,000万円のボーナスが出ることになっていたが、達成馬は現れなかった。
1999年7月に大井競馬場のジャパンダートダービーが創設されて、2年後にスーパーダートダービーが廃止。
また11月下旬に行われていたダービーグランプリも9月後半開催に前倒しとなり、2007年にダートグレード競走としての資格が返上された。
ユニコーンステークスは2001年より6月に移動し、7月のジャパンダートダービーの前哨戦としての位置付けとなったため、開催・距離を東京競馬場ダート1,600mに変更。
2002年からは負担重量が別定重量となり、現在はフェブラリーステークスと同様に芝部分でスタートするマイルコースを使用する。
歴代勝ち馬でもダートのGⅠホースを多く輩出しており、シンコウウインディ(ただし、1位入線のバトルラインの降着で繰り上がり優勝)、カネヒキリ、ゴールドドリーム、カフェファラオが挙げられる。
他にもタイキシャトルの初重賞制覇が、実はこのユニコーンステークスであった。
2024年より、羽田盃・東京ダービー・ジャパンダートクラシックが「3歳ダート三冠競走」として整備されることを受け、名称を変えて秋に移行するジャパンダートダービーに代わり東京ダービーの前哨戦として開催時期を変更する予定。加えて負担重量も別定から馬齢へと変更される。