プロフィール
概要・人物像
ガッシュと合わせ、今作のダブル主人公の一人。
IQ190の天才児。中学二年生。
暇つぶし感覚で大学主席の卒業論文を読むほどの頭脳を持っている。
小学生の頃は学校の友人たちと仲良く遊んでいたらしいのだが、中学進学と共に周囲が清麿の才能(主に勉学)を妬み始め、周囲から遠巻きにされてしまい不登校気味の毎日を過ごしていた(本人が病んでしまった等というわけではなく、「そのようなことをする程度のやつらと勉強する気がない」と自身に言い聞かせ、心の傷を誤魔化すために距離を置いていたという方が近い)。
そうして鬱屈した日々を送っていたが、ガッシュ・ベルと出会ってからは本来の明るさを取り戻し、クラスメイトとも打ち解けていく。
基本的には真面目な性格で、仲間や友への想いも非常に強い。
一方、逆鱗に触れる事に対してはかなり短気な面もあり、主にギャグシーンではあるが、キレた時には阿修羅のごとき禍々しい顔(通称「鬼麿」)に変貌し、普段の彼からは想像もつかないような行動に出ることもある。
また、頭脳だけでなく手先もそこそこ器用で、ウマゴンの小屋やガッシュの遊び相手のバルカン300を作ったのも彼。ガッシュと公園で遊んだ際には大きな砂の城を作ったり、ウォンレイ編では壊れたエレベーターを短時間で修理し再起動させるといったシーンも。
ただし料理だけは壊滅的な腕前で、その味は(ギャグ寄りなシーンではあったが)作った本人がその場でリバースしてしまうほど。
学校の授業でも常に満点が当たり前と評される程だが、唯一芸術面のセンスだけはあまりよくないような描写もあり、俳句・粘土細工などで先生方からダメだしをくらっていた(ただ、これに関してはペーパーテストにめっぽう強い清麿を一泡吹かせようとする性悪教師の個人的悪意のこもったテスト内容だったので、動揺して上手く作れなかった可能性や、曖昧な評価基準を基に低い点をつけられてしまった可能性も否めない)。
天才的頭脳を持っている上に心身共に大人びているため、よく読者から高校生だと勘違いされることが多い主人公である。
特に初期は絵柄がややリアル寄りであったことも相まって、どう見ても風貌がガタイの良い青年であり、引きこもり中の中学生にはまず見えない。
しかも時系列的には中学二年生、つまり14歳である。良い意味で恐ろしい子。
29巻以降は中学3年生に進級しており、最終回直前でモチノキ第2中学校を卒業。
最終回と後日談である番外編では進学先の高校の学ランを着ている。
パートナーとしての実力
(※この項目における評価等は公式設定ではなく、ファンの考察を多分に含みます)
基本的に苦戦することが多いが、主人公補正を差し引いても間違いなく作中最強レベルの参謀。
物語の後半までガッシュがあまり攻撃呪文を覚えなかった事もあり、その場の環境・味方戦力・敵の思考といった様々な材料を瞬時に総合し、限られた手札からこちらの優位を最大限引き出す戦術を立案する非常に高い状況対応力・臨機応変さを併せ持つ。
特にラシルドやザクルゼムといった補助呪文の効果も織り交ぜ、最大火力を出せるようお膳立てしたザケルやバオウ・ザケルガを叩きこんで勝利するパターンが多い。
立てる作戦には「当事者が死ぬ気で頑張る」必要がある無茶ぶりも多いが、清磨自身も囮や回避にとしっかり身体を張っており、タフさやフィジカル自体も相当なもの(現に魔物の戦いを経て身体も鍛えられたのか、学校のスポーツテストでは帰宅部ながらも野球部のクラスメイトと50m走やボール投げで競り合っている描写がある)。
ガッシュが「魔界時代の記憶を奪われ、自身の事はもちろん戦いについても知識が無い」という、まさしくスタートラインから不利な状況に置かれても、二桁の数の魔物の子を相手に勝利を収めることができたのは、清麿の指示を実行するために前線で動き回るガッシュの努力はもちろん、相手の驕りから生まれる油断や隙を的確に突く清磨の戦術が優れていたからであるという面も大きい。
主人公らしい「勝利への執念」という熱さ、そして上述のような天才児の名に恥じぬ戦術立案能力といった冷静さを兼ね備えているのが、彼の魅力といえるだろう。
ファウード編の終盤では、アンサートーカーなる超常的な能力も(不安定ながら)会得し、ゼオンやクリアといった非常に強力な相手との戦いにも大いに貢献した(詳細は専用記事を参照)。
金色のガッシュ!!2(ネタバレ注意!)
続編である金色のガッシュ!!2では成長し逞しくなった姿で登場した。周囲の人からは「教授」と呼ばれており、前作から15年経過したことから凡そ30歳と思われる。
「魔物狩り」でゼリィたちを追って人間界に現れたワイグの前に立ちはだかり、逃げる時間を稼いだ。
頭のキレは相変わらずで身体能力も磨きがかかっている。生身にもかかわらずワイグに襲撃されて食らいついているほど。
時が経った現在でも魔物たちとの戦いで培われた実力は衰えておらずテッド、チェリッシュ、レインを倒したと思われるほどの力を持つワイグ相手に怯むことなく、あらゆる手段を使い時間を稼ぐという大立ち回りを見せた。
この時、ゼリィの「王様だって死んじゃった!!」との叫びを聞き、ワイグ一行からも「(ガッシュが)民を見捨て、負けを認めて死に去った‼︎」と告げられるが、それをあえて信じようとせず、むしろ「ガッシュが民を置き、負けるわけがない!!」と友の名誉のために怒りをあらわにする。
しかしワイグがトランクの雷の瓶からザケルガを出した事でゼリィやワイグによる「ガッシュの敗北と死」を可能性としてでも考えざるをえなくなったという現実に怯み、それでも涙目で立ち向かおうとするが、あと一歩のところまで追い詰められてしまう。
しかしミッピのおかげで辛くもその場から逃げることに成功し、「ガッシュは絶対にお前達を見捨ててはいない、お前達も必ずオレが助ける」と涙を流しながら固く誓った。
その後遺跡の中に魔物と魔界に関わる謎が秘められていることを見抜き、多くのミイラと石となった魔本が眠る部屋へと辿り着く。
再びワイグ達に襲われるものの「目立つ目玉ではなく兜に覆われた部分が弱点」と見抜き、なんと攻撃を回避しながら兜の隙間にピッケルの刃を叩き込むという離れ業を見せ必死に食らいつく。さらにゼリィがジギーから「清麿の似顔絵を描いた紙」がガッシュが描いたものであることを思い出した事でそれを託される。
「あいつ 大きくなっても絵は下手なんだな」
「きっとザハラやゼリィには」
「オレの似顔絵しか見えないだろ?」
「だが 『オレにだけ読める文字』がここにはある!!!」
実はこの紙は頼るべき人物を示したただの人相書きではなく、「清麿にしか読めない字」が記されたもの。
希望を見出した彼が側にある本を手に取ると、ゼリィとオルモに埋め込まれていたガッシュの命のかけらが近くのミイラに吸い込まれて行き、石の魔本が輝きと共に開いて赤い魔本へと変化。
警戒したギルの指示で攻撃するワイグからかばうように清麿の目の前に飛び出したミイラの中から現れたのは……
「Page1!!!」
「第一の術…」
「ザケル!!!」
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ガッシュ・ベル……ペアを組んだ魔物の子であり、無二の親友。