メタリオン
めたりおん
概要
ヴェノム博士の主導の下開発が進められており、グラディウスリバースでは試作型が二機作られていた。
その後博士を始めとした10人によるクーデター事件で博士らは逮捕。開発自体は進められた。
ビックバイパーより小型らしく、ビックバイパーよりも追加武装を複数装備できる。機体にはガウディと呼ばれるAIが搭載されている。
尚、メタリオンとは惑星グラディウスにとって太陽にあたる恒星の名前らしい(「メタリオン星系」という言葉があるので)。
グラディウス2では
通常装備は「スピード(0~7速)、ミサイル(スピード2段階)、ダブル、レーザー(太さ・威力2段階)、オプション(最大2個)、フォースフィールド」と、ビックバイパーの装備にレベルアップが付いたもの。
しかし最大の特徴として、コア系ボス内部に侵入しリークパワーを奪うことでゲージの拡張が可能。最終的には「スピード最大7速、ミサイル2段階~ナパームミサイル、バックビーム、ダブル~リフレックスリング~ファイヤーブラスター、アップレーザー2段階、ダウンレーザー2段階、レーザー2段階~エクステンドレーザー、オプション最大2個、フォースフィールド」となる。
- ナパームミサイル
普通のミサイルの動きに加え、敵にぶつかると爆風で追撃するようになった。ミサイルの上位互換装備であり、一撃でスクランブルハッチや編隊を破壊できる。
- バックビーム
普通のテイルガン。前後に2連射。アップ・ダウンレーザーと同時には使えないらしい。
- リフレックスリング
ワインダーする渦巻き状のリングを飛ばす。挙動は後のパロディウスのロケットパンチに似ているが、威力が高い分射程は画面の半分弱と短い。撃つとビヨンビヨン音がする。尚、こちらを先に取得していればアップ・ダウンレーザーと併用可。
- ファイヤーブラスター
短く途切れない炎を前方に出すのだが、バグにより敵にまったくダメージを与えられない、地形以外には全く無意味の武装。そのため、バックビームを取った後はコア内部に入る意味はない。
移植版では設定でバグの無効化が可能になり、リフレックスリングと同等の威力を持つようになった。このモードではコア系ボス他耐久力の高い敵に強くなる。
- アップレーザー
自機の上に、自機と同じ幅のレーザーを発射する。自機の前方には通常弾を発射する。もう一度取得すると幅が大きく広がるようになるが、破壊不能地形にはつっかえてしまうので一概に強化するのが良いとは言い切れない。取得するとダウンレーザーやダブル系装備の効果は消えるが、リフレックスリングやレーザーは同時使用可能。
- ダウンレーザー
自機の下に、自機と同じ幅のレーザーを発射する。自機の前方にはやはり通常弾を撃つ。レベルアップ含め発射方向以外の仕様はアップレーザーとほぼ同じだが、こちらはミサイルとも同時使用不可となっているので、地形破壊が必要なエクストラステージ以外では使いにくい。
- エクステンドレーザー
威力と当たり判定の上昇したレーザー。見た目は緑色の2本のレーザー。
- フォースフィールド
名前に反し、効果は前方を守るシールド。幅は自機の見た目と同じくらい。耐久力は10だが、ボスやレーザーの攻撃は一撃で持っていかれる。代わりにハッチや地形で削られない。
グラディウスリバースでは
先述の通り、プロトタイプが2種類ある。ゲージ数やタイプの割り当てはビックバイパーと共通の6武装。ソフトのアップデート後は空中戦曲が変わるようになった。
タイプD・試作型
クリアによって解放される白い機体。
ビックバイパーの後継機としての運用を目標に開発中。テスト機であるため兵装に癖がある。
装備はスピードアップ、ナパームミサイル、ダブル、アップレーザー、オプション2つ、シールド。
ナパームミサイルはMSX版グラディウス2で登場した強化版ミサイルで、敵にぶつかると爆風で追撃する威力の高いミサイル。
アップレーザーはレベルアップで幅が広がるようになるが、地形に阻まれたり壊すつもりのないものまで壊してしまったりと単純に強くなるわけではない。
このタイプのみメタリオンのお約束としてオプションが2つまでしか付けられず、パワーアップの都合上正面には通常弾しか撃てないという、癖があるとの前評判通り上級者向け。ただ、その分上下の雑魚敵はしっかり倒していける。
タイプE・初心者向け
特定の条件で解放される機体。メタリオンと言うよりはアルピニア(ソーラーアサルトの初心者向け機体)のような黒いカラーリング。
経験の浅いパイロットでも戦果を挙げられることを目標に開発中。装備はスピードアップ、2WAYミサイル、V-ショット、ベクトルレーザー、オプション4つ、フォースフィールド。
2WAYミサイル、V-ショット、ベクトルレーザーと名前にはあるが、性能はオトメディウスで例えるならツインミサイル、V-アクシス、ウェーブと言った方が近い。メタリオンでありながら4つオプションを付けることができる。
一見隙が無いように見えるが、実はベクトルレーザーは貫通性能と引き換えに威力が低いだけでなく、地形も貫通するため2面やエクストラステージで地形を破壊できないという弱点がある。ツインミサイルも地形は上を滑ってしまうため同様であり、上下のみにショットを撃つV-ショットに頼るしかない。2面はまだオプションの形を整えたり、ベクトルのままでも細胞地形が増殖する前に抜けたりすればいいが、エクストラステージは絶望と言っていいので、他の装備を使いこなせるようになるまでは立ち入らず、この装備で腕を鍛えよう。
総じて性能自体は初心者向けでありながら、ただ最大限強化して何も考えず撃っていればいいというものでもなく、使いこなすには状況判断や相応の努力も必要な機体。
オトメディウスXでは
本作ではバイクサイズの戦闘騎ライディングバイパーとして登場。エキスパートモード最終面で、主人公・空羽亜乃亜の力の覚醒に合わせて彼女の愛機ビックバイパーが直接変化する。パワーアップ機体であるためか最初からゲージ数が増加した状態であり、バックビーム、アップレーザー、ダウンレーザーを持つ。またバックビームがテイルガンと差別化され、後方に短いレーザーを撃つよう変更された。
しかし、最終面での変身は強制である上に別機体であるため装備も一から取り直し、アップ/ダウンレーザーは活きる場面が少なく(初めて使う時はLv1なので猶更)、オプションも遠いうえに本家に合わせ2個までと、実質的に弱体化していると取れなくもない。クリアすれば最初からメタリオンを選べるようになり、ウェポンカードによるカスタマイズもできる(上記の扱いづらい3装備を外せないが、代わりに専用武装以外のあらゆる武器に換装できるように進化)ので存分に活かしてあげよう。
(余談だが、本作ではヴェノム博士が純粋な味方として登場する。チョイ役だが。そのストーリー最終盤で彼が開発に関わったメタリオンが復活するとはなんとも不思議な縁である。)