概要
昔から時代劇などでは、くのいちが裸を武器に相手に迫るシーンが多く存在した。しかし、それはどの職業でもあり得るシチュエーションで、特に忍者だから裸である、という図式にはならなかった。
特に2次元界隈でこの図式が定着したのは、日本の漫画でもゲームでもましてエロゲーでもなく、アメリカ産コンピューターRPGの元祖的存在「ウィザードリィ」(無論エロゲーでは無い)で戦士や魔法使いと共に職業として忍者が存在したからであろう。
この中で忍者は、武器や防具をつけない方がなぜか攻撃力や防御力が高まるという存在になった為、「忍者=裸である」という図式を作り上げたのである。
以来、裸忍者は一般ゲーム誌等で合法的に描かれることが許される存在となったのである。
なお、このような『何も装備しない状態で、考えうる最高の装備を凌駕する』状態になるにはかなりの経験値を要する。
冷静なツッコミ
本来、ウィザードリィで装備される防具はすべて程度の差はあれ戦闘を前提として作られた『鎧』であり、ドラゴンクエストにおける『ぬののふく』のような衣服は防具としては扱われない。
つまり、『防具なし=裸』ではなく、『防具なし=衣服(忍者装束?)のみ』というのが本当は正しいのではないか、というのが現状シリアスな解釈として存在する。
もちろん、「一糸まとわぬ姿で本来の力を発揮する」という解釈を否定するものではないが。