バランとは、創作作品の登場人物、キャラクターである。
- 漫画北斗の拳の登場人物、光帝バラン。下記を参照。
- 漫画『ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-』の登場人物。⇒「竜騎将バラン」の項目を参照。
- 東宝怪獣映画「大怪獣バラン」「怪獣総進撃」に登場する怪獣。下記を参照。
- 宇宙戦艦ヤマトに登場する架空の惑星
- あるいはお弁当に入れる草をかたどった仕切り。
- 「超兄貴~究極無敵銀河最強男~」の登場人物。アドン&サムソンの長兄。
光帝バランの概要
ブランカの国に神の如く君臨する男。激しく神を憎む一方でブランカの王女ルセリを愛しており、その婚約者サトラのいるサヴァの国へ侵攻し、サトラ、リュウを伴ったケンシロウと遭遇する。北斗神拳の使い手。
彼が神を憎んでいるのは幼少期(恐らく世紀末)に唯一の肉親である病気の妹が自分の盗んできた薬を「神に祈りましょう」と言って飲むことを拒み、無情にもそのまま死亡してしまったことからである。
その後、妹を奪った神への復讐のために偶然出会ったラオウの力を目の当たりにし、北斗神拳の教えを請うも「盗め」といった答えを得て北斗神拳を見様見真似で学ぶ。ある時ラオウに「少女を殺せ」と言われるも、その少女が自分の妹の姿と重なったため、これを拒み「情けを捨てられぬ男が神に復讐などできぬ」とラオウと袂を分かったが、これはラオウがバランの心に自分と同じ弱さを見たからである。
彼が青年となった頃、ブランカの国の辺境で賊に襲われていたルセリを助けるが、その姿は彼の妹の生き写しであった。
サヴァの王子サトラを圧倒し、続いてケンシロウと戦ったが、正当な北斗神拳伝承者には勝てず、自らが犯した過ちを償う決意をし、ブランカの国を牢から開放。自分の部下にはブランカの王に仕える様命令している。
最期には自ら磔となり「あの男は光帝バランではない。もし本物なら奇跡を起こし矢をかわせる」と処刑にかかる部下に言わせ、自ら串刺しになって処刑された。その姿は処刑した部下が「おみごとでした」、ケンシロウが「ラオウになりかわってリュウに真の男の死に様を教えてくれた」というほどの見事な最期であった。
大怪獣バランの概要
東北地方の北上川の上流にある秘境、岩屋部落において婆羅蛇魏山神として神格化されている中生代の大怪獣。学名は〔バラノポーダ〕。
水陸両用、ゴジラとラドンの中間のようなデザインで、さらにはムササビ状の膜を拡げて滑空することができる。
作品自体は秘境探索物と王道怪獣映画を足したようなシンプルな内容。
カラーであるラドンより後の1958年公開作品なのにモノクロである。
怪獣を神格化したという設定は後の大魔神、モスラなどに受け継がれている。
怪獣総進撃では幼体(公式設定かは不明)として顔見せ程度に登場。
ゴジラ対ガイガン(1972年公開)、ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃(2001年公開)で復活の機会があったが大人の都合でオミットされている。