解説
遅刻しそうになり、食パン一枚を口に咥えて通学路を猛ダッシュするというおなじみ(?)の日常風景。
正直漫画やアニメでしかありえないシチュエーションというのが一般的認識であろう。普通に考えて走りにくいし、遅刻しそうなら朝食も抜いてくだろ…常識的に考えて…
この行為で登校中に曲がり角で衝突した男子と恋に落ちる....というのが少女漫画の鉄板の展開とされているが、実際には古い少女漫画でもほとんど使用例がないという。見かけるとしても敢えてこういうイメージをネタにしたギャグやパロディくらいである。
それがここまで共通認識として広まったのは相原コージ、竹熊健太郎による『サルでも描けるまんが教室』、及び新世紀エヴァンゲリオンの所為であろう。
前者はこのパターンを少女漫画の定番として紹介した。後者はこのパターンを1回使っただけだが、よりにもよって話題のアニメの物議をかもす最終回だったために大勢の人間に認知された。この2つの相乗効果により定着したと思われる。
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イヤボーン - 同様に『サルまん』で広がった漫画のお約束