概要
オープンワールドRPG「原神」の草の国・スメールに出没する異種族。
先代の草神"マハールッカデヴァータ"によって創られた原初の樹を発祥とする妖精で、草木に似た特徴を有する。
人のことを"ナラ"、死域のことを"マラーナ"と呼ぶなど、人間社会のそれとは違う独特の文化や価値観を持つ。
形態は千差万別で、丸い者、細長い者と様々だが、頭部にある植物の芽のような器官がどの個体にも共通する特徴である。これをくるくる回すと飛ぶ(もちろん歩行することも可能ではある)。
「夢」や「記憶」と深いつながりを持ち、大昔は人間たちと共に暮らしていたが、ある大災害で元の故郷を失ってからは夢の世界に移り住んだ経緯を持つ。
そのため「夢を見なくなった」大人のほとんどは彼らの存在を認識できず、現在では実在しない「有名なおとぎ話」として認知されている。
彼らは彼らの言葉で「アランラカラリ」と呼ばれるそれぞれ固有の特殊能力を持ち、人知を超えた奇跡を起こすことも出来る。無論その代償も存在するのだが、それすらも彼らは死生観の一つの形として受け入れている。
食事は主に果物や野菜、茸類などを好み、一部の物好きは調理も行う。
ただ多くの植物同様、塩分は害となるようで、彼らが好む料理は人間にとって味の薄いものになりやすい。逆に人間の料理は基本的に、彼らにとってとても食えないものになる。
各個体の名前はアラン〇〇で、〇〇の所がそれぞれ固有の物になる(例:アランマ・アランラナ等)。
余談
- スメールの連続世界任務「森林書」シリーズでは重要な役割を担う。全四章構成な上に、個々の任務も上記の独自システムやギミックをふんだんに盛り込んだ、よく言えばやり応えのある、悪く言えば手間と時間がかなりかかる内容となっている。
- 特に特徴的なのは古代インドの民族叙事詩「マハーバーラタ」並みに複雑な話と、それ以上に覚え辛く長々しい数々の人物名や用語。実際パイモンも「なんでみんなそんなにややこしい名前なんだよ!」とクレームを付けている。
- 外見からはマスコットキャラのようにしか見えず、ゲーム内でも可愛らしい仕草と独特の喋り方で愛嬌のあるアランナラだが、中にはかなりの武闘派もおり、手にした杖で遺跡守衛の集団を瞬く間に倒すほどの実力者もいる。(一部では『邪眼と魔王武装を使って遺跡守衛の集団を倒していた執行官とどっちが強いか』という議論も...)
用語
ナラ | 人を指す。ナラ空、ナララナなど。 |
ナラヴァルナ | 蛍(空)のこと。 |
サルバ | 世界樹・地脈 |
マラーナ | 死域 |
ビージャの実 | 死域による穢れを浄化する実 |
アシュヴァッタの樹 | ビージャの実が生える木。 |
ウツァヴ祭 | アランナラの祭り。ビージャの実を祭る。 |
アランラカラリ | アランナラの力 |
アランムフクンダ | 最初のアランナラ |
ヴァルナ神器 | スメールに雨を降らせる装置 |
大鉄塊 | カーンルイアの遺跡機械 |
千樹の王 | マハールッカデヴァタ |