ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

アダンの編集履歴

2023-02-13 18:04:52 バージョン

アダン

あだん

アダンとは、亜熱帯から熱帯の海岸近くに自生するタコノキ科タコノキ属の植物の一種。

曖昧さ回避


概要

タコノキ科タコノキ属の常緑小高木。漢字では阿檀と書く。

亜熱帯から熱帯の海岸近くに自生する。

成長するにつれ枝から垂れた気根が接地して支柱根となり、ゆるい地盤での風倒を防ぐ。

葉は細長く尖っており、硬く厚く、辺縁部や主脈には鋭いがあり、茎を包むように生えている。葉の繊維で帽子小物などが作られる。

雌雄異株で、雌株には芳香があるパイナップルのような形の集合果が実り、ヤシガニなどが好んで食べる。

江戸時代にはこの植物を題材にした絵画が数点描かれているが、パイナップルと誤解され「鳳梨」(鳳梨はパイナップルの中国名)と誤って記されていることがしばしばである。

沖縄ではアンダンスー(味噌をラードで炒めたもので、金山寺味噌のようなおかず用の味噌)の材料とされるが、可食部が少ないので廃れてしまった。熟していない果実はシュウ酸が大量に含まれているため、それを食用にすると舌が腫れることがある。

新芽はアクを抜いて精進料理に利用される。

果実はタコノキのものに非常によく似ているが、タコノキの集合果の先端がとがるのに対して、アダンの集合果の先端は幾分丸くなる。


関連タグ

植物 広葉樹 果物 沖縄

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました