概要
『ペルソナ3』に登場する主人公とアイギスのNLカップリング作品に付けられるタグ。
アイギスの主人公に対する好感は登場時点でありえないほど高く、コミュで他の女性陣を攻略していても変化することはない。ストーリーにおいても二人の過去の因縁、切なくも美しい展開、主人公への想いを綴った名曲など二人をパートナーたらしめる要素に恵まれており、このためアイギスコミュが存在しないP3無印の頃からこのカップリングは存在する。
しかしそれはそれとして、アイギスとのちゃんとした交流・恋愛が見たいという声はあったのか、ペルソナ3フェス・P3Pにおいては永劫コミュとしてアイギスとのコミュニティが解禁された。主人公と触れ合う中で変わっていくアイギス―――それは本作の「死と向き合い、乗り越えていく」というテーマに直結する重要なエッセンスとなっている。
派生作品であるペルソナQにて、主人公の「運命の相手」に選出されたアイギスが「当然の結果であります」と豪語するなど、公式に認められているフシもあるカップリングであり、実際どの媒体でも主人公とアイギスの絡みは何らかの形で見られるようになっている。
※(注意)以下、ネタバレ要素を含みます |
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ネタバレなしでゲームを楽しみたい人は見ない事を推奨する。
なおP3P以外では、主人公が誰かとどれだけラブラブになろうと、どれだけのフラグを立てようとラストに強制的にアイギスとのエンディングになる。(P3Pでは2周目以降に他の女性キャラとの個別エンディングが選択可能)
劇場版では
主アイを語るうえで外せないのが「PERSONA3 THE MOVIE」である。
無言主人公のキタローが「結城理」という人格を与えられた劇場版でもアイギスとのフラグは健在…というか理の内面が変化していく過程を描写するにあたってアイギスとの関係性にスポットが強く当てられているため、 (尺の都合でコミュ関連が軒並み削られているにもかかわらず)ある意味原作以上に補強されている。
話の折々で理の心境が示され、それに対する受け答え役がアイギスであることが多く逆も然りで、二人のやり取りは劇中で特に厚みのある内容となっている。「仲間と別れたくない・生きることを始められた」理と「仲間を守りたい・人間に近づいていく」アイギス、奇しくも似通った人物像を得た二人は常に互いを気にかけ、時にはすれ違いながらも寄り添い影響を与え合っていく。
理とアイギスが対話する場面は、いずれも作画やカメラワーク等演出に力を入れて映像化されており、スタッフの気合の入れようが覗える(アイギス役の坂本真綾氏は屋久島での出会いのシーンを「こんなに素敵な出会い方してたんだ」とインタビューで語っている)。総じてファン必見と言えるだろう。
関連イラスト
別名・表記ゆれ