概要
鎧兜に身を包んだ戦士の姿をかたどった埴輪。「桂」ではなく「挂」。
埴輪としては初の国宝指定を受け、教科書にも載っているので、大抵の人は埴輪と聞けば「踊る人々」かこいつを思い浮かべる事だろう。
ちなみに挂甲とは奈良時代から平安時代にかけて用いられた、短冊形の鉄板を組み合わせて作った鎧。埴輪の作られた古墳時代(飛鳥時代)にも同様のものがあったが、近年ではこちらは札甲と呼ばれて区別される。
関連
踊る人々:こちらも有名な埴輪だが、残念ながら国宝・文化財指定は受けていない。
写実的な「武人」に対して「踊る人々」はデフォルメが強い姿をしている(輪投げのマトみたいなアレ)。
埴輪馬:共に「おーい!はに丸」のはに丸&ヒンベエのモチーフ。