概要
鎧兜に身を包んだ戦士の姿をかたどった埴輪。「桂」ではなく「挂」。
国立博物館にはこの名称で登録されているが、一般的には「武人埴輪」と呼ばれることも多い。
埴輪としては初の国宝指定を受けた。
かつての200円切手の図案にも採用され、教科書にも載っているので、大抵の人は埴輪と聞けばこれか「踊る人々」を思い浮かべる事だろう。
ちなみに挂甲とは奈良時代から平安時代にかけて用いられた、短冊形の鉄板を組み合わせて作った鎧。埴輪の作られた古墳時代(飛鳥時代)にも同様のものがあったが、近年ではこちらは札甲と呼ばれて区別される。
関連タグ
踊る人々:こちらも有名な埴輪だが、残念ながら国宝・文化財指定は受けていない。
写実的な「武人」に対して「踊る人々」はデフォルメが強い姿をしている(輪投げのマトみたいなアレ)。
埴輪馬:共に「おーい!はに丸」のはに丸&ひんべえのモチーフ。『ドラゴンクエストⅨ』でも同様のモチーフらしき「はにわナイト」というモンスターが登場する。
この埴輪がモチーフの面々
大魔神 コダイゴン 巨神ゴーグ ゴッドマジンガー 大魔神カノン
キラープラスター・どぐう戦士:どぐう戦士は『ドラゴンクエストⅤ』と『ドラゴンクエストⅦ』に同名モンスターがおり、埴輪型なのは『ドラゴンクエストⅦ』の方。『ドラゴンクエストⅤ』では名前通り土偶(遮光器土偶)のような姿をしている。