概要
特撮テレビ番組『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』が1972年に本放送された際、第21話「迷ったら、危険な道に賭けるんだ」に登場したとされる奇獣。
別名は「否定奇獣」。
胸部に他者を押し止める掌のような彫刻が施された、巨大な人型のロボット奇獣。自身へのあらゆる攻撃を「否定する」ことで無力化する能力を持つ。
川崎に出現して破壊活動を繰り広げ、CBGによる迎撃も自身の能力で寄せ付けず、同じ機械であることに訴えた風来坊の説得にも耳を貸さず、市街地を壊滅させた。
タローマンはそのやりたい放題ぶりに共感を覚えていたようだが、結局は重工業との戦いでも見せた負けず嫌いが勝り、対決に至ったようである。
強敵としての印象の強さ故か『TAROMAN』マニアからの人気は高く、2022年12月にテレビ番組『タローマンヒストリア』が放送された際には、番組内の「タローマン総選挙」にて中間発表の段階で水差し男爵に続く第2位を獲得している。
ただし、登場話のフィルムは行方不明となっており、今日では書籍『タローマン・クロニクル』がその活躍をうかがえる唯一の資料となっている。
デザインのモチーフは、岡本太郎が1970年に製作した彫像「ノン」。
また、デザイン画の段階では別名は「否定人」とされ、すべてを否定するビームを放つ「否定銃デナイアル」を武器とすることが構想されていたが、現存する本編画像ではデナイアルは携行していない。
※メイン画像はデザイン画を元にしたイラスト作品である。
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ハカイダー バイオハンター・シルバ:シルエットが酷似している。