人物
『ゼロの使い魔』のヒロイン・ルイズの母親にして、『烈風の騎士姫』の主人公である。
本名は「カリーヌ・デジレ・ド・マイヤール」だが、ゼロ魔本編では専ら「カリーヌ・デジレ」で呼ばれることが殆どで、pixivでもそちらのタグのみである。
烈風の騎士姫
貧乏貴族・マイヤール家の次女で、10歳の頃に生命を救われた騎士に憧れてトリステイン魔法衛士隊を目指す少女。魔法衛士隊は女人禁制の為、男装して上京してきた。
とてもプライドが高く負けず嫌いで怒りっぽいが、根は臆病な性格であることと絶世の美貌(ただしまな板)であることなど、娘であるルイズそっくりである。
メイジとしての属性は「風」。
才能は非常に高く、サンドリオンやナルシスら歴戦のメイジを驚かせ、近衛隊ユニコーン隊を纏めて相手に出来る程だが、生来の性格の為「策は卑怯」とばかり猪突猛進な傾向にあり、加えて経験不足と世間知らずな所が災いし窮地に陥ることもしばしば。
エスターシュの陰謀による事件の際は処刑される寸前に陥るなどと未熟さが目立つ面が多い。
前述の通り男装して魔法衛士隊に入ったので、男として「カリン・ド・マイヤール」を名乗りサンドリオンの部屋に居候している。事件を通して段々と彼に惹かれていくが、娘同様に性格が災いして結構大変な目にあっている。
(寝ぼけたサンドリオンにセクハラされたり、王女・マリアンヌにベタ惚れされて言い寄られたり、バッカスらに娼館に連れて行かれ(あくまで善意で)てあわや貞操の危機に陥るなど)
エスターシュ事件で国王フィリップ三世から「シュバリエ」の称号を賜った。
空白期
『ゼロの使い魔』から30年ほど前の時期には、トリステイン魔法衛士隊マンティコア隊隊長「烈風カリン」として、引き続き性別を隠して活躍していた。「鋼鉄の規律」をモットーに数々の武勲を建て、その強さは敵対した軍勢が名前を聞いただけで撤退するなど恐れられていた。
その正体を知るものはごく一部であり、ヴァリエール家に嫁入りして引退した。
『ゼロの使い魔』本編
ラ・ヴァリエール公爵夫人となり、ルイズ、エレオノール、カトレアら三女の母となる。夫や娘たちが震え上がる程の厳しさと深い愛情を持って接しており、実質ヴァリエールのトップである。
若年時よりは大分落ち着いたが、根本的な性格は変わっていない様子(性格や体型は長女と三女にバッチリと受け継がれてしまっている)。
既に50歳を超えているが、その戦闘力は『ゼロの使い魔』に登場したメイジの中でも最強クラスであり、
ルイズがタバサ救出の為に法を犯した際にはフル装備で制裁に現れ、
ルイズは戦う前に既に死を覚悟し、
初期より大分腕を上げたガンダールヴや平賀才人も殆ど何も出来ず倒されてしまった程。(何このチートキャラ)