概要
『機動戦士ガンダム』の世界をモデルとしたカードゲーム。
プレイヤーはMSを保有する一国家の主となり、MSを配備したり、様々な作戦を駆使して敵プレイヤーに挑んでいくゲームである。
このカードゲームの特徴として山札を『本国』、墓地にあたるフィールドを『ジャンクヤード』と呼称するなど、ガンダム世界の用語をそのままルールブックに使用しているのが特徴である。
さらに、ドローはもちろん、ユニット配備のコストやプレイヤーのライフポイントをすべて山札で計算するようになっているため、ユニットを配備すると資源として山札を消費し、バトル(戦争)をして相手から攻撃されダメージを受けても山札が減ってしまうなど、まさに限りある資源と国力を計画的に使用しなければならないゲームとなっている。
カードの種類
UNIT
『ガンダム』や『ザク』などのMSやMA、戦艦などのメカを表わし、自軍の戦力として戦闘を行うカード。それぞれに戦闘力が設定されており、必要な国力を発生させた後に山札からコストを支払うことで配備できる。
CHARACTER
パイロットや艦長などの登場キャラを表わすカード。ユニットに搭乗させることでその戦闘力を底上げできたり、追加効果を付与できたりする。
OPERATION
『ア・バオア・クー』や『オペレーションメテオ』といった、劇中に登場した軍事作戦などの出来事を表わすカード。使用することで自軍を有利な状況に導くことができるサポートカード。
COMMAND
『赤い彗星』や『SEED覚醒』などの劇中で起こった大小のイベントを表わすカード。効果は一度きりの使い捨てカードだが、相手のターンに使用することで敵の妨害も出来る便利なカード。
GENERATION
全てのカードをプレイする際に必要となる『国力』を発生させるカード。コスト不要でプレイできる。国力が溜まるほど強力なカードをプレイすることができる。
国力の属性色
青
主に『地球連邦軍(機動戦士ガンダム)』『リガ・ミリティア(機動戦士Vガンダム)』などが属する色。攻防のバランスに優れ、オールマイティな戦いが出来る。ただしその分パンチ力にやや欠け、これといって際立った能力がないのが欠点といえば欠点。
緑
『ジオン公国(機動戦士ガンダム)』『ユニオン(ガンダム00)』などの独立国家が多く属する色。ユニットの展開力に優れ、序盤からユニットを展開できるのが特徴だが、低コストな分火力は低いユニットが多い。ただし、エースパイロットを多く有する色であるため、中には強力なカードも存在する。
赤
『ネオ・ジオン(機動戦士ガンダムZZ)』『クロスボーン・バンガード(クロスボーン・ガンダム)』などが属する色。とにかく相手の妨害をすることに長け、ドローカードの他、相手のカードのプレイやその効果を打ち消すカードが多く存在する。反面、ユニットのレパートリーはあまり良くなく、コストの重いユニットが多い。
黒
『ティターンズ(機動戦士Zガンダム)』などが属する色。ユニットの破壊を得意とし、犠牲を払って大きなアドバンテージを得るスーサイド戦法を基本とする。緑以上に低コストで高い能力を持つユニットが多いが、その分何らかのバッドステータスを持つものが多い。
茶
『機動武闘伝Gガンダム』『∀ガンダム』などが属する色。MFなど特殊なルールを持つ個性的なカードが多く属する。一方で捨てられたカードや廃棄されたカードを再利用することもできるなど、変則的な戦い方を得意とする。
白
『新機動戦記ガンダムW』『機動戦士ガンダムSEED』などが属する色。コストパフォーマンスが最も高い色で、強力なユニットが多い。山札を回復させたりと持久戦も得意だが、ユニットの配備に必要な資源コストが非常に高いのが欠点である。
紫
『ソレスタルビーイング(ガンダム00)』などの中立勢力を表わす色。この色のみ他の6色の国力のいずれかで必要国力を代用することができるというルールがある。しかしこの色に属するほとんどのカードが配備に複数の色の国力を必要とするため、必然的に2色以上のデッキを組まなければならず、味方を選ぶカードである。
その他
自軍本国
山札を表わす。敵から攻撃を受けると山札が破棄されていき、このカードが0となった場合は敗北となる。
資源コスト
一部のカードをプレイする際に山札を捨てることで支払うコスト。強力なカードほどこのコストも多くなる。
国力
自分の国の軍事力を表わす。全7色。この国力を発生するカードを配備して国力を増やすことで強力なカードを使用できるようになる。作品や勢力によって大まかに色が分けられており、ほとんどのカードは必要な色の国力が必要数満たされていないと使用ができない。
備考
現在は、一部のルールを改定したうえで、さらに遊びやすいゲームを目指した2代目ガンダムウォーとなる『GUNDAMWAR NEXA(ガンダムウォーネグザ)』がバンダイより発売中である。