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メソポタミア神話の編集履歴

2012-06-04 10:15:08 バージョン

メソポタミア神話

めそぽたみあしんわ

ティグリス・ユーフラテス河流域に栄えたメソポタミア文明における神話のこと。

メソポタミア神話とは、シュメール神話、バビロニア神話、アッシリア神話といったメソポタミア文明における諸神話の総称。

 シュメールの神話は、後に強大となったバビロンを中心とするバビロニア神話に取り入れられた。ただし、最高神がエンリルからバビロンの守護神マルドゥークに代わっている。またアッシリア帝国が強大になるとその最高神アッシュールがマルドゥークに代わって最高神となったが、バビロニア神話の多くはアッシリア神話にも引き継がれることになった。


神々と英雄の一覧

シュメール神話の神は(シ)、バビロニア神話の神は(バ)と略称をつける。

呼び名が複数ある場合は/でつなぐ。


天地創造

ティアマト アプス アヌ(シ)/アン(バ) エンリル(シ) エンキ(シ)/エア(バ) マルドゥーク(バ)


シュメールの神話では神々の支配権が空の神アヌから、エンリルに奪われたことを描く。

エンリルは天空神にして洪水を起こす神として恐れられた。

人類を作ったのは知識の神エンキであり、後にエンリルに挑んで破れている。


バビロニア神話では神々の父としてアプス、母としてティアマトが置かれる。

その子孫たる若い神々と対立し、エアがアプスを倒すものの、ティアマトの軍に敗れる。

そこでアンやエアら若い神々は、マルドゥークに最高神の地位と引き換えに

ティアマトを倒すことを求めた。

マルドゥークはティアマトを殺して二つに割き、片方を天、片方を地とした。

またマルドゥークはティアマトの部下キングの血から人類を創造して神々の僕とした。


冥界下り

イナンナ(シ)/イシュタル(バ) エレシュキガル


シュメールの女神イナンナは冥界に下って冥界の女神エレシュキガルに会う。

イナンナは殺されてしまうが、エンキの助力で復活する。

バビロニアのイシュタル女神にも同様な神話がある。


ネルガルとエレシュキガル

ネルガル エレシュキガル


ネルガルはエアの子であったが、エレシュキガルの使者に無礼を働いたので

エレシュキガルに殺されてしまう。エレシュキガルは冥界でネルガルを歓待するが、

ネルガルは門番を籠絡して天界に戻る。

エレシュキガルはネルガルを夫に望み、

冥界に戻ったネルガルははじめエレシュキガルを殺そうとするが、

女神の懇願に負けて冥界の王エラとなる。



ギルガメッシュ叙事詩

ギルガメッシュ(バ) エンキドゥ(バ)


この神話はギルガメッシュの記事を参照。

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