※戦姫絶唱シンフォギアXVに登場する同名人物。→エンキ(シンフォギア)へ
概要
獣人軍人間掃討軍極東方面部隊長ヴィラルの専用ガンメン。隊長機として相応しい高い性能を誇り、カミナの乗るグレンを相手にこれを圧倒してみせた。
日本刀を思わせる形状をしたエンキソードを主武装とするが、スマートな外見に反して装甲内部に様々な火器が内蔵されており、肩部にエンキミサイル、腕部にエンキカウンター、更に特徴的な兜飾りにエネルギーを集約して放つエンキ・サン・アタックなどが備わっている。
特にその兜はパイロットであるヴィラル自身もそれを誇る程に本機の象徴と言える装備であったが、カミナとの二度目の戦いの最中、グレンとラガンとの合体で誕生したグレンラガンによって兜を強奪され、敗退。兜はそのままグレンラガンの基本装備として扱われる事になった。
バリエーション
エンキドゥ
兜を強奪されたエンキの頭頂部を鎌状の着脱式武器「エンキラッガー」に換装した機体。
エンキラッガーは手持ち武器の他投擲武器としても使用出来るが、これを取り外した状態ではコックピットがむき出しになる。後にトビダマを装備して飛行能力を得た。
エンキドゥドゥ
成長が著しいシモンとグレンラガンに対抗する為にエンキドゥを更に改修した機体。
エンキラッガーをオミットしつつも腕部を四本に増やし攻撃の手数を増やしている。
王都テッペリンでの決戦でグレンラガンとの一騎打ちを挑むも、成長したシモンの前に一蹴され、その後は反政府ゲリラとなったヴィラルの愛機として各地を転々、その後グラパール隊との戦闘で行動不能となり廃棄された。
天元突破エンキドゥルガー
劇場版に登場。
認識宇宙でヴィラルの搭乗機として実体化した天元突破ガンメン。実質的なエンキ系ガンメンの最終形態。
エンキの兜とエンキドゥドゥの複腕を併せ持つが、腕部の数は左右合計十二本。武器として天元突破エンキソードを十二本装備しており、この内の一本がヴィラル愛用の鉈を模したデザインとなっている。
余談
メソポタミア神話には「エンキ」という神が存在し、同じく古代メソポタミアの物語『ギルガメシュ叙事詩』には「エンキドゥ」と呼ばれる登場人物がいる。
また、パイロットの名前と合わせると「エンキ・ヴィラル」になり、そのテーマ曲が「Nikopol」であることから、漫画家で映画監督のエンキ・ビラルをモチーフとしている事が示唆されているが、脚本家である中島かずきから否定されている。