概要
危険と判断された創造生物を収容・封印している施設「パンデモニウム」の初代長官だった古代人の女性。
かつてはラハブレア院の研究員であり、十四人委員会の議長ラハブレアとの間に息子のエリクトニオスを授かった。
エリクトニオスを獄卒へと登用したことで彼からは尊敬されており、彼女の死後はラハブレアがパンデモニウムの長官を務めている。
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ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア 暁月のフィナーレ
ラハブレア:夫。
エリクトニオス:息子。
この先、万魔殿パンデモニウム「煉獄編」のネタバレ注意!!
ラハブレア院にいた頃の彼女はとても研究熱心な職員であり、「生命の神秘」について研究を続けた結果、人の限界を超えた存在になるための方法を模索し始めた。
当時から懇意にしていたラハブレアと語り合う中、彼が思いついた「人と創造生物の融合」という術式に興味を持つも、その時は禁忌だとしてラハブレアに止められ、表面上は断念した。
その後の経緯は不明だが、二人の間にエリクトニオスが生まれる。
だがアテナはこの時の閃きを忘れておらず、表面上は職務に忠実なように振る舞いつつも、密かにラハブレアを説得してパンデモニウムを設立。その長官に納まる事で、世間から隔離された自由に使える「実験場」を手に入れたのだった。
そして、ある程度研究が進んだ彼女は、当初から最高の実験材料として幼いエリクトニオスを獄卒へと登用する形でパンデモニウムに招いて最終実験に使おうとした。
つまり、エリクトニオスのことは息子ではなく実験材料としか見ていなかったのだった。
また当初からアテナはこの息子を実験材料として使いやすいように、母親に依存するように洗脳教育も施していたようだ。
息子を使った実験は事態を察知したラハブレアによって実験を阻止されるが、ラハブレアに理解してもらおうとした彼女は彼と魂の融合を果たす。ラハブレア自身も知的好奇心からその融合を一時は受け入れるが、結果として彼女の心には研究の事しか無い事を理解し、分離し決別する。
ラハブレアは融合の影響で彼女の思想に魂を汚染されるも、自らの魂の一部を引き裂き隔離することで彼女からの精神汚染を拭い去り、最終的にアテナを殺害したとされる。(ただし直接殺害した描写は無い)
また、母親に依存していたエリクトニオスには真相を伝えると心が壊れてしまうことを危惧し、ラハブレアの一存で、息子に恨まれることも覚悟で真相は秘匿された。
その後引き裂かれたラハブレアの分身であるヘファイストスはパンデモニウムを使ってアテナの研究の完成を目論むが、その計画は未来から来た光の戦士とエリクトニオス達によって打ち砕かれる。
しかし、現代に帰還した光の戦士を待ち受けていたのは魔大陸に向かったクローディエンが行方不明になったこと、そしてアイティオン星晶鏡に出現したパンデモニウムだった……
この先、「万魔殿パンデモニウム:天獄編」のネタバレがあるため注意!!
パンデモニウムから出現した創造生物コキュートスを倒した光の戦士の前に現れたのは何と死んだはずのアテナだった。
実はアテナは黒聖石サビクに自らの記憶を封じており、魔大陸の魔科学研究所で眠りについていたがサビクの波形を辿ってきたクローディエン…転生したエリクトニオスが触れたことで彼の魂と肉体を乗っ取って復活。
星海の魂を研究材料とする中で光の戦士の秘密を解き明かそうと考えた彼女は記憶のクリスタルを元にラハブレアとエリクトニオスを案内役として実体化。
更にはエリディブスの魂からテミスを再現した上に強力な精神呪縛をかける。
光の戦士との戦いではテオスへと変化し、「テオス・アルテマ」等を使ってくるが最終的には敗北する。
それでもアテナは神となって完全かつ美しき命を創り、この星を満たすという自らの望みを説くがエリクトニオス達には否定され、膨大な魔力を星海にぶつけて多くの魂を打ち消そうとする。
しかし、エリクトニオスがクローディエンの肉体に融合することで彼の魂を揺さぶり、それによりアテナは肉体から引きはがされる。
最期はエリクトニオスに看取られながら崩壊するパンデモニウムと運命を共にした。