CV:長嶝高士
概要
アクセルの街の領主を務める男。機動要塞デストロイヤーの騒動の後から登場している。
容姿
大柄で太った中年というのは共通しているが、アニメでは肩まで伸びた金髪を持つ口髭を生やした容姿に、漫画版では頭頂部が禿げ上がり豊かな顎髭を持つ容姿になっている(スピンオフ『この仮面の悪魔に相談を!』のコミカライズでは、アニメの方の容姿となっている)。
人物
不当な搾取や贈収賄に始まり、気に入った女はどんな手を使ってでも手中に収め、その後は散々弄んだ挙げ句飽きたら少ない手切れ金を渡して放り出すという、卑劣漢にして絵に描いた様な悪徳領主。
『ランダムにモンスターを召喚する』神器と『他者と体を入れ替える』神器の2つを所有しており、前者の神器で喚び出した悪魔・マクスの認識改変能力を利用し、後述の悪事の証拠を揉み消し続ける事で現在の地位まで登り詰めた(本人は自力で登り詰めたと思い込んでいる)。
ダクネスに偏執狂的な執着を抱いており、自分の嫁にするべく彼女が幼い頃から執拗に狙い続けている。
作中の動向
機動要塞デストロイヤー戦の際、ウィズがランダムテレポートさせたデストロイヤーの動力源『コロナタイト』が運悪く彼の屋敷に転送され、結果として屋敷が爆破されてしまう。
上述のマクスの力を利用した上で、テレポートを使うよう指示したカズマを死刑にしようとしたが、執心しているダクネスがカズマの仲間だと知り、カズマに猶予を与えてやる代わりに養子である息子のバルターをダクネスと婚約させ、もう1つの神器の力で自身とバルターの体を入れ替えダクネスを嫁にしようと画策するが、品行方正なバルターはダクネスの好みではなかったため見合いは破談に終わった。
ちなみに、その神器は後に自分の体と入れ替えるのを目的として国の第一王子・ジャティスに贈ったのだが、彼の遠征中はその妹のアイリスが預かっていた事により、アイリスとカズマの体が入れ替わる騒動が起こっている。
だが、ダスティネス家がベルディア戦でアクアが起こした洪水被害の弁償金の大半を肩代わりしたのが原因で資産の大半を失った事を知りながら、デストロイヤーに穀倉地帯を破壊されたせいで農家を始めとする職にあぶれた人々がダスティネス家を頼るよう仕向け、貧困に喘ぐ人々を見捨てられなかったダスティネス家は、結果としてアルダープの家に莫大な借金を作ってしまう。
『もしダスティネス家の当主に何かが起こり返済が困難となった場合は、担保としてその身体で支払う』と約束させた上で、マクスの力で当主であるダクネスの父・イグニスに強力な呪いをかけ、ダクネスが自分と結婚せざるを得ない状況にまで追い込んだ。
しかし水面下で暗躍していたバニルの働きもあり、式の最中に大暴れを始めたカズマ達にダクネスを奪還される。
その後は、公衆の面前で恥をかかされた事への八つ当たりも兼ねてマクスに暴力を振るっていたが、ダクネスに化けたバニルに口車に乗せられ、自ら「契約の解除および滞納していた代価の清算」と解釈される言葉を口にしてしまう。
その結果、『マクスが好む絶望や恐怖の悪感情を決まった年月分放ち続ける』という代価を支払う事となってしまい、悪あがきも虚しく、嬉々として己を嬲るマクスによって地獄へと連れて行かれた(表向きには失踪扱いとなっている)。
また契約が解除されたと同時にマクスの力で隠蔽していた悪事も全て露見し、財産は没収され全てあるべき所へと戻った。