概要
京極組の構成員であり、ヒューマンバグ大学に登場するヤクザの中では非常に珍しい頭脳専門なヤクザである。
人物
性格
一人称は「私」。基本的に先輩だけでなく同期であっても敬語を使う真面目な男(ピンチの時はタメ口になるが)。喧嘩は弱いが情報整理には長けており「理論プリンス」を自称する。座右の銘は「ペンは剣よりも強し」であり、佐古は極道に向いているのかと疑問に感じていた(これに対して野島は佐古に「お前は性欲しか持ち合わせていない」とツッコミを入れた)。
自分の能力は理解しており戦闘ではなく諜報で組に貢献することを第1に考えている。強い敵がいるとなると負ける分析をするが弱いなりに戦闘が強くなりたいと考える向上心のある性格。諜報や救援で行動を共にすることが多い佐古とは同期の様子。佐古曰く、「ステータスを頭脳に全振りした結果、まあまあ役に立つ」とのことである。それでも、京極組の人間としての意地とプライドは持っており、喧嘩や鉄火場でも逃げずに立ち向かう胆力を持ち合わせている。
容姿
眼鏡を掛け、黒のカッターシャツ、青色のネクタイとスーツを着用。髪は黒髪で右側の前髪の一部が銀髪である。
経歴
- 8月31日の動画(状況整理)
「ふむふむ この状況冷静に分析すると…かなりまずいです」
解説動画にて初登場。京極組に入りニ年目であり、独自のシステムを作成して羅威刃、周辺の半グレの動向を日々追っている。
- 9月7日付の動画(久我虎徹)
本編初登場。羅威刃とは別の半グレによるシマ荒らしを防ぐためにシマ荒らし対策マップを構築し、久我、海瀬と共に作戦会議をしていた。
そのうちの1つである武闘派半グレを追跡していたが、それが半グレの一員にバレて集団リンチにあってしまった。しかしその場所が六車のシノギのルートと被っていたため、運良く六車に救出された。
その後六車の後をつけていた小湊が現れ六車の命令で逃走、久我と仙石を連れて戻った頃には小湊の謎の銃撃で六車は瀕死になっており3人で六車を闇医者に緊急搬送した。
「ふむふむ、もし戦うとなると… 分析結果が出ました!私は死にますね!」
(半グレ「訳わかんねえこと言ってんじゃねえボケがぁ!」)
「分析ドオリッ!?」
- 9月16日付の動画(久我虎徹)
高城と秋元率いる武闘派組織「破亜裂火」が羅威刃の下についたことを久我に報告していた。
「ここのトップ高城とナンバー2の秋元は界隈でも化け物だと言われています 戦闘力でいうと私の600万倍に達するでしょう」
(久我「お前600万人対1人で相討ちになるってことだな」)
- 10月5日付の動画(久我虎徹)
国生の指示のもと、羅威刃のアジト付近に張り込んで報告する調査隊の中心として動いていた。
「はい 了解いたしました 分析上戦ったら私は100%死にます」
一条と近藤、組外では伊武が受けたナルミ寿司での客テロ事件の調査をブチギレた一条と近藤に凄みを利かされながら命令される。不眠不休で佐古と一緒に客テロ動画を見続けた結果客テロ犯のトートバッグに近くの大学のロゴが入っていることを発見、犯人特定に成功した。
京極組 義足斧の舎弟&若きブレイン&二刀流の阿修羅vs戒炎 愛の処刑人&戦場の申し子 知性派の意地にかけて・・・
ある日、黒焉街の風俗店「パラダイス」から迷惑客の対応を頼まれた野島。小さな案件だと思った彼は浪岡と共にパラダイスに向かうが、実はこの騒動は新たなターゲットを戒炎の副将である麻生の進言で、リサーチ力に優れた舎弟に定めた我妻が舎弟をおびき寄せるために傀儡を送りこんだものだった。そうとは知らない野島と浪岡は到着後包丁を抜いて店内に火をつけた迷惑客を鎮圧するが…
我妻「お前たちはここで死んでもらうことになってるんだよ」
緋田「この緋田から逃げるなど不可能だ」
なんと戒炎トップ我妻とNo.3緋田が同時に現れる。
野島はここで我妻を取れば一気に勝利に近づけると踏んで飛び掛かるも、緋田の凄まじい強さに阻まれてしまう。この状況には野島も即座に逃げの判断を下すが、我妻と緋田がただで逃走を許すはずがなく一瞬で追いつかれてしまう。
浪岡「二人とも助かろうなんて都合のいい話はないみたいだ…」
このままでは全滅すると直感し、なんと浪岡は身を挺して我妻の斬撃を受け止め突進の軌道をそらし、野島を窓から逃したのだった。
しかし、直後に緋田が襲いかかる。
浪岡「怖い… 怖すぎる… だけど京極組の人間として最後にやらないと」
「テメエらぁあああああ! 勘違いしてんじゃねえぞ!」
「お前等は皆死ぬ!」
「京極組の兄貴たちはすごいんだぁああああ!」
腹の底から凄まじい雄叫びを上げるも…
緋田「意味のない遺言だ さあ 逝け」
浪岡「ぐぁああああああっ!?」
緋田による致命傷となる斬撃を食らった浪岡は、地面に大の字に倒れた。
浪岡「戒炎のことは…しらべた…… だから…断言……する お前等は…ウチには……勝てない ぶざまに…負ける…だけだ」
しかし浪岡は、最期の最期まで啖呵を切ってみせたのだ。
我妻「愛せるねぇ 京極組は下の子も根性ある だけどさ…」
「うるせえよ お前 さっさと死ね」
こうして決死の覚悟で野島を逃した浪岡は、我妻の凶弾にとどめを刺され、死亡した。
直後現場に駆けつけ我妻と緋田を退け既に事切れた浪岡を発見した六車は号泣し、涙と咆哮に乗せながら戒炎の殲滅を誓うのだった。
京極組の理論プリンスは、喧嘩が弱いながらも京極組のブレーンとして先の戦争の勝利や黒焉街を守るためにやれる限りの実力と努力で貢献し抜き、京極組の人間としての矜持を貫きながらその人生を終えるのだった。