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セモベンテの編集履歴

2023-06-10 15:13:30 バージョン

セモベンテ

せもべんて

イタリア陸軍で活躍した突撃砲である。 ちなみに、Semovente(セモベンテ)は日本語で自走砲のことであるが 突撃砲のセモベンテM40の代名詞として定着している。 本記事では、主にM40/41/42について説明したい

概要

III号突撃砲の影響

ドイツ軍が開発し戦線へ投入したIII号突撃砲は、従来の戦車車台を利用し、固定戦闘室に大口径砲を搭載した単純なものであったが、その単純さゆえに製造も容易で、しかも強力な火力を備えているため非常に有効な兵器であった。III号突撃砲の成功に刺激されイタリア軍でも同様の車両開発を行うこととし、M13/40中戦車の車体を利用して開発されたのがM40突撃砲である。

仕様

 M13/40中戦車の車台はそのまま、上部構造物を固定戦闘室に変更し短砲身75mm砲を搭載した試作車は1941年初頭に完成したが、制式採用はモックアップ審査が完了した1940年末時点であり、先行量産型の製造も1940年中に開始されていた。後にM14/41(M13/40後期型)、M15/42中戦車の車台を利用したモデルも製作され、それぞれM41、M42突撃砲と呼称されている。

紆余曲折あって

 当初はドイツ軍の突撃砲同様に歩兵支援を主任務と考えられていたが、対戦車戦闘にも有効な車両であると認識されてからは火力強化のため長砲身砲を搭載することとなった。32口径75mm砲をM14/41中戦車の車台に搭載したモデルM42(da75/32)が計画され生産に着手したが、すぐに高性能な34口径75mm砲が完成したため25両で生産はうち切られ34口径砲搭載のM42(da75/34)に生産は移行した(この34口径砲は P40重戦車にも搭載されている)。

 対戦車突撃砲の本命とも言えるM42(da75/34)であったが、生産着手は1943年に入ってからと遅かったためイタリアが降伏するまでに少数が製造されたに過ぎず、ドイツ占領後接収されたアンサルド工場ではドイツ軍の命令により生産が継続されたが生産スピードは低く、ドイツ降伏直前までに100両弱が完成したに過ぎなかった。


登場作品

  • 砂漠の戦場エル・アラメン

1969年の映画。M13/40とともに実車が登場する。

テレビシリーズ第7話で顔見せ程度に登場し、OVA「これが本当のアンツィオ戦です!」で本格登場。M41をアンツィオ高校が運用する。

シリーズ皆勤(?)の戦車。

初代PS「コンバットチョロQ」には「M40 75-18 セモベンテ」として登場。「イタリア軍の数少ない成功例」と解説されている。

しかし敵タンクとしては登場せずバトルアリーナで交戦するのみ。性能もIII号突撃砲とほぼ同レベル。

PS2「新コンバットチョロQ」には「セモベンテM42L」として登場するがグラフィックも解説もセモベンテda75/18(M40/M41)のそれ。

「首都奪回!!」でM15/42と共にプロトン王国首都バチェリットの王宮を制圧したQシュタイン軍兵士として登場する。

エキスパートアリーナ「バトルゲート」で対決し、勝利すると使用可能になる。

GBA「コンバットチョロQ アドバンス大作戦」では説明書には過去作と同じセモベンテda75/18(M40/M41)が描かれているが本編に登場するのはなんとセモベンテda149/40。過去のシリーズと全く同じ名前で全く違う性質の車両が登場したことはシリーズファンを驚かせた。

「149センチ砲」と「密林戦闘型タンク」で再現可能。

長射程の間接武器149センチ砲(本来は14.9センチあるいは149ミリ砲だがゲーム中でもこの表記であり誤字と思われる)とプレイヤーサイドの初期装備では行動を大きく制限される密林地帯での行動に優れる密林戦闘型タンクが特徴。

敵タンクとして登場する際には特にサブウェポン・オプションは装備していない。


関連タグ

イタリア 突撃砲 自走砲

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