概要
1990年～1998年に『月刊少年チャンピオン』で連載された高橋ヒロシの漫画。超不良校の『鈴蘭男子高校』に転校してきた主人公・坊屋春道が、様々な強敵と喧嘩を重ねて友情を育んでいく物語が描かれている。
なお、タイトルは"閉じる"を意味するcloseではなくカラスの複数系(CROWS)である。
特徴
王道的不良漫画でありながら、「主人公がいじめられっ子ではない」などの異色の設定・展開を散りばめており今尚不良漫画の金字塔の一つとされている。
最大の特徴は バトル漫画にありがちな「パワーインフレ」が極めて少ないことである。あっても、ゼットンなどの脇役だけである。
主人公「坊屋春道」が一巻から作中最強格であり、最終巻までその強さを維持し続けているという恐ろしく異色の漫画である。
また春道以外のバトル（一年戦争・黒焚連合など）は外伝のような形を取っており、物語で完結しており春道の関わらないことも多い。その為読者が強さランキングの予想を楽しめるのも本作の魅力の一つである。
ただし、登場人物が多すぎる癖に、すぐに消える。転校や事故で強引にバトルさせないなどの批判も多い。この問題点は続編でさらに酷くなった。
