概要
CV:鈴村健一
「獣姿のほうが楽」「服を節約できる」という理由で、常に鼠の姿をしている。
成人しているのだが、獣形だと子供に見られる。
博識で、人当たりの良い人物。嘘をつきたくても獣の姿だと尻尾が嘘をつけない。
巧国では半獣は徹底的に差別されているため秀才でありながら小学にも通えなかった。
十二国に流された中嶋陽子にとって初めての信頼できる人間。海客である陽子に人種差別の少ない国として雁国を紹介し、自身も就職や進学の望みをかけて旅路を同行。辿り着いた雁で陽子の正体を知り距離を置こうとするも、彼女から「身分も生まれも関係ない大切な友人だ」と諭され、以降も陽子の親友として変わりない交友関係を続けている。
現在は雁国の大学の学生。大学に主席で入学する。
他国の法に詳しく文章が上手い秀才だが、半獣の姿に慣れきっているせいか、必修の弓術と馬術の授業がとんでもなくありえない惨状で、大学の噂話のネタにされている。
旅券に雁国冢宰・院白沢の裏書を得て柳国を旅行中、財宝を盗んで恭国から逃亡した祥瓊と知りあい、雁国国境まで道づれとなるが、その道中において法治国家として名高い柳国官吏の腐敗が顕著になったこと、柳国が急速に傾きつつあることを、雁国上層部に報告する。
重く苦しい展開が続く「月の影 影の海」において漸く現れる味方キャラなため、ファンから新規読者に対し「ネズミが出るまで読んで」と言うのがお約束となっている。
pixivでは、陽子との2ショットで描かれることが多い。
関連イラスト
人間ver.