ひゃはっ!グチャグチャにしてやるぜ!
概要
黒い牙に所属する敵キャラクターであり【凶鳥】と呼ばれる。同様のアサシンであるジャファルをライバル視している。
強者を切り刻んで殺す事を至上の喜びとしており、性格だけでなく言動も狂っている。
ファイアーエムブレム 烈火の剣のアサシンは必殺発動時に1/2の確率で対象を防御力など無関係に一撃で殺す「瞬殺」が使えるためプレイヤーにとって脅威となる……
はずだった。
ネタキャラとしてのジュルメ
ところがソーニャの命令でエリウッド達を待ち構えたジュルメはアサシンであるのに何故か「光の剣」を装備するという愚策を取ってしまった。
光の剣は直接攻撃の時は普通の剣同様必殺が発動する可能性があるため瞬殺が出ることがあるが行動ルーチン上「反撃を受けないように攻撃しようとする」ため大体ジュルメからの攻撃は間接攻撃を行ってくる。よって必殺が発動しないため瞬殺を活かせない。
この行動ルーチンは弓兵が相手なら流石に近距離で攻撃するが、例えダメージが0であっても魔法職相手にも間接攻撃をする徹底ぶり。
キルソードを装備していればアサシンというクラスのため強敵と名が知れ渡ったであろうボスであるが、この光の剣のためにネタボスとして定着したのではないかと思われる。
更に終章ではモルフとして登場するが他のキャラクターがことごとく最強クラスの武器を使ってくるのに対して何故か「ルーンソード」を使ってくる。
ルーンソードに至っては直接攻撃でも必殺が出ない。おそらく魔法剣が好きなのだろうが何のためのアサシンであったのか分からないレベルである。
攻撃力は低く攻速もガタ落ちしているため、同ステージに出てくる雑魚のジェネラルより弱い。
そして無名のドルイドが最強の闇魔法であるゲシュペンストを使ってくることもあり
無名のドルイドよりも弱いという評価を受けがちである。
ステータスに関しては全体的に高く流石に強い……はずだった。
武器の重さを軽減する体格が6と非常に低く上述の魔法剣の重さをカバー出来ておらず、結果的に速さが売りのアサシンの特長を見事に殺してしまっている。
また、体格6は主人公エリウッドの7より低くCCしたリンやレベッカと同格であると、女子と同じ背丈である。
暗殺者として見れば体格が小さい事で潜入等がしやすい利点はあるが、戦闘面では完全に足を引っ張っている。
更にルート進行によってはジュルメが終章までそもそも登場しない場合もあり下手すると終章で「誰? こいつ」と言われた挙げ句「弱い」と評価されるキャラである。
そもそもこのルート分岐によってジュルメの代わりに出てくるボスのケネスは必殺率の高い光魔法アルジローレを使ってくるので油断ならない相手となっている、終章でも必殺率が極めて高い光魔法ルーチェを所持しており非常に警戒が必要な相手となっている。
また彼がライバル視しているジャファルはアサシンと相性抜群のキルソードで敵をバッタバッタと薙ぎ倒す活躍を見せ、ステータスも体格が良く力も高めと体力が少々低い点を除けば非常に強くジュルメとは比較にすらならない。
トドメとして散々魔法剣を使用し全く活かせてないボスキャラだが、同じく光の剣とルーンソードを使ってくるボスキャラが同組織に存在する。
それが烈火の剣最強のボスと名高いリーダス兄弟である、二人共体格が良い為攻速落ちは殆どせず、更に玉座に陣取り持久戦を仕掛けたりもしてくる。
特にロイドはジュルメ同様必殺を主体とするソードマスターであるためクラスの特性を殺してしまっているが、それでも強いのがジュルメの弱さを引き立ててしまっている。
総じて
・アサシンの特性を全く活かせない武器チョイス
・謎の行動ルーチンによって普通に弱い
・体格が女の子並みと小さ過ぎて高めの速さが死んでいる
・同じ武器を使うリーダス兄弟の足元にも及ばない
・同じクラスのジャファルの足元にも及ばない
・同じ章のボスであるケネスの足元にも及ばない
と、余りにもツッコミどころが多く、烈火の剣を代表するネタキャラクターと言えよう。
そしてこの作品以後アサシンの敵キャラクターは登場していないが、覚醒ではとうとうアサシンで尚且つ滅殺(本作の瞬殺に対応)を所有する敵キャラクターが登場した。ジュルメの時と異なり場合によっては一撃で殺されるので剣殺しなどの対策をしたい(覚醒では滅殺が発動してもミス判定になる場合がある)。