概要
「新機動戦記ガンダムWエンドレスワルツ最強プレイングブック」に掲載されていたオリジナルストーリー「新機動戦記ガンダムW ～ティエルの衝動～」に登場したMS。
ロームフェラ財団がガンダムデスサイズヘルのデータを元に開発した量産型ガンダムで大戦時には実戦投入されなかった幻の量産機。
原型機同様に格闘戦重視で機体全身にプリズム粒子コーティングが施されており、標的から見た角度のみ、装甲の構成面レベルで姿を見えなくするステルスMSである。見た目はデスサイズヘル(EW版)と同じだが、頭部がTV版と同じで、本来背部に装備されているアクティブクロークが両腰に装備されているほか、配色も一部異なる。
パイロットは元OZのエースパイロット・セミス。
量産型ガンダムを奪取したティエル達を捕縛するべく、ロームフェラ財団の戦争推進派によりドッペルトのガンダムサンドレオンと共に送り込まれたが、逆にティエンロンガンダムに返り討ちにされ、「戦士の墓」に落下、小破したが…
ガンダムデスサイズギルティカスタム
セミスが小破したデスサイズギルティを「戦士の墓」に廃棄されていたハイドラガンダムの試験パーツをサルベージして緊急チューンナップした機体である。
「戦士の墓」は元々ラグランジュポイントに漂っていた戦時中の兵器の残骸が集合した小惑星で、実は試作MSの廃棄プラントでもあり、G-UNITのパーツまでもが廃棄されていたのだ。
両肩などをハイドラガンダムのものにしたことでビーム砲を装備。1対のウイングが追加された事で4枚の翼を生やした悪魔を思わせる外見へと変貌した。
サンドレオンと共にコロニーに戻るエネルギーを犠牲してまでガンダムデリンジャーアームズと戦うも、結局共倒れとなった。
原型機とは対照的に文字通り死神に魅入られたと言える末路であった。
余談
関連性は不明であるが、のちの『新機動戦記ガンダムW Frozen teardrop』に登場したMS「ワーロック」がデスサイズギルティに類似したステルス機能を装備している。
